田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

小諸なる古城のほとり・・

2008-11-16 22:06:35 | その他
 飯田線夏掃除シリーズが、やっと電車と競争を終えたところで頓挫中だが、ちょっと別の旅の話を。
 関東に住んでいると、いろいろとイベントや格安切符の恩恵が多い。地方の田舎に住んでいると情報はあっても利用できなくて歯がゆい思いをするばかりだ。
 さて、12月までの期間限定で「週末日帰りパス」なるものがJR東日本から出ている。東日本では他に3連休切符・土日切符と週末フリー切符を出しているが、それらの1日版でフリーエリアも幾分狭い。しかし新幹線にも特急にも乗れるので、コース設定次第でかなり遊べる。
 大人2人用(1人用は設定されていない)が14,00円、子供1人用が2,000円で、僕の家族3人で16,000円である。天気予報で天気のいい週末を選んで1日旅に出た。概略コースは新宿からスーパーあずさで小淵沢に向かい、小淵沢から高原列車の小海線で小諸に向かう。小諸からは、別料金になるが、しなの鉄道で軽井沢に向かい、軽井沢から新幹線で東京に帰る1周ルートだ。

 さて、そんな中から「小諸」である。かつて長野新幹線の開業前、信越線として横川~軽井沢間の碓氷峠にまだ電車が通っていたころに直江津方面に抜けるのに何度も何度も通った。その時分に碓氷峠を越えて一息つくと、車窓になにやら城の門のようなものが見えてくる。何で地面より少し低いところに城門があるのだろうと不思議に思ったものだ。これが日本でも珍しい平地より低く作られた小諸の城址で現在は公園になっている懐古園だった。思い浮かぶのは「小諸なる古城のほとり・・」というやつだ。
 今回の旅で、始めて小諸に降りた。乗り換えの合間なので懐古園を見に行くだけの時間はないが、駅の改札を出て付近をぶらぶらした。閉まっている店が多く、また開いていても看板が色あせていて、なんとも「寂れた」感が蔓延していた。駅にあった観光案内所が閉鎖されていたが、実は駅のほど近くに移転して立派な建物になっていた。観光案内のパンフレットでももらおうと立ち寄ると、「ご自由にお持ちください」コーナーに見たような絵柄の絵葉書がある。

 見ての通り、漫画家の「小山田いく」さんだ。「猫のいる小諸の風景」というシリーズで、確かに小諸に実在する景色に猫と女の子が書き込まれている。僕はここ10年くらい漫画を読んでいないが、そんな僕でも絵柄と名前くらいは知っているほど、古くからいる漫画家さんだと思う。


 2004/小諸駅 小諸駅2階の喫茶店(レストラン?)は現在閉店している。

 2007/健速神社② こちらは2007年の新作だ。

 2004/懐古園展望台 ここは小山田ファンには特に有名な場所らしい。 

 2004/千曲川(戻り橋から)

 2004/石峠

 駅近くの大手門がある公園にも猫がいたが、小諸は猫が多いのだろうか?

 小山田氏は小諸にアトリエを構えているとの資料もあるが、それ以外にも小諸とのつながりの深い人らしい。この記事を書く前に一応ネットで検索したのだが、それ程最近の資料に行き当たらない。新しくても4~5年前だった。もはや過去の人なのだろうか?この方面に明るい局長は何か知っているかな?

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (副部長)
2008-11-17 21:14:42
 なるほど、さすがに局長は詳しい。
早速本文を修正しておきましょう。
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Unknown (宇宙局長)
2008-11-16 23:27:29
小山田いく先生ですか。私は小学校高学年か中学生の頃にすくらっぷ・ブックを読んだ様な?マリオネット師だったかな?
多分同年代だと思うんですけど、あすなひろし先生の青い空を白い雲が駆けてったは見ていた記憶があるんですが。
ネット情報によれば、小山田先生は活動の場をミステリー・ホラー誌に移しているそうです。

著作権ですけど、コメント無しで掲載はアウトですが一行でもコメントを付ければ批評のための引用という事でセーフだったはず。
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