ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

むつかしいね

2018-06-10 23:24:14 | おんがく
いま左隣で吹いている同じパートの子は、春に卒業したばかりのフレッシュな大学一年生。
あまりにも元気に吹くもんだからオバちゃんタジタジ。
練習後、右隣で吹くパートリーダー(わたしより若いが歳は近い)に「ちょっと隣が元気良過ぎて…」とボヤくと同調してくれ、リーダーぽそっと呟く。
「なんか違う…」

あぁ同じ思いでいたんだなと安堵すると共に、ちょっと遠目で放つその言い方が面白くて帰り車の中で思い出してはニヤニヤしながら帰ってきた。

このギョーカイではレベルの高い強豪校を卒業した子なので上手なのだ。
よく指回るし。耳も使えないわけじゃない。
ただいかんせん若い。吹きすぎる。
力の抜きどころがわからないんだろなうなあ。
同じ歳ぐらいの頃先生に、とにかくいろんな曲を聴きなさいと言われた。
その言葉の意味と重みを今になって思い知る。
歳取った、わたし。

間に挟まれてる者として、どうしたら彼女に大人の騙しのテクニックを伝えられるだろうかという超おせっかいな課題を課す事にした。
吹けるからこそ知ってほしいと思う。
そしてこのままではオバちゃんの身がもたない(笑)。

ええぇ〜!

2018-06-09 23:38:22 | どくしょ

辻村さん続きます。
予約本が続いて回ってきた。

昨日図書館で受け取って今読み終わったということは先が気になってしょうがない内容ではあるのだが、感想はタイトルの通りである。
まじかー。

オットの不祥事と思われる一件が発端で、母と息子が逃避行。
こんな結末、わたしだったらオット一生許さんと思ってしまうのは優しさのかけらもないからなのでしょうか。
ないわー。
でも映像化したら、各地のきれいな画と人の温かさ、母と息子の成長が見られる良い映画になるのかもしれない。

ふぅ…
どう終わるのかハラハラしてたのだよ…
しかもかなり苦しくなりながら読んでたのに…

さてと。
未だ読み終わらぬ重たい本の続きを読み進めねば。

美。

2018-06-05 13:23:55 | アート
行きたくてたまらぬヌード展。
もうすぐ終わっちゃう。


武蔵野美術大卒のみうらじゅんと辛酸なめ子、二人の対談がすごい。
腹抱えて笑った。

今月24日までに、どーにかして行けぬものか。横浜美術館。

ハード

2018-06-03 23:09:41 | にっき
日中本番があって夜練習があって。
その合間に一旦帰宅して夕飯の準備と役員の仕事を仕上げる。

このプログラム、先生から「出来れば可愛い感じで」と言われるのみで、あとは自由に書いていいのだが、紫陽花、わざわざ立体的に折っちゃったりしてなに自分でハードル上げてんの?と途中から笑えてきた。
ネットで調べたり図書館行ったりして何気に時間割いてるのに、こうやって見るとなんて事ないな…

あー…夜中のチョコレートが美味しくて食べ過ぎちゃう…

希望が持てる

2018-06-02 00:19:17 | どくしょ

今年の本屋大賞。
ファンタジー系は正直苦手なんだけど3日前から読み始めたら手が止まらなくなり、金曜の夜をいいことに朝ごはんみたいな夕飯を家族に食べていただいた。ダメ母。ダメ妻。

ここまでの辛さではないにしても自分にもこういう経験があるので、鼻の奥ツンツンさせてドキドキしながら読んだ。

きっと他人は自分が思ってるほど自分のことを思っていない。
それでも自分は他人がどう思っているか気になる。
取り越し苦労な部分も、自分が勝手に作り上げた悪い妄想の中で生きているんだろうなと思いながらもその思考から離れるのが難しいのは、忘れたくない思いがあるからではないか。
忘れることは幸せなことなのかもしれない。

自分の想いを言葉で伝えるという、人間だからできることをもっと有効に使えたらいいなと思った。
勇気いるよね。
踏み出すべくその勇気を優しく背中を押してくれるような救いのある本だった。
中学生ぐらいで読むとベストだな。
…と思ったけどどの年代で読んでもいいか。
自分だって昔子供だったのに、実際今親になってみて理不尽なこといっぱい我が子に言ってるよなあと身勝手な己を省みることが出来ます…。