ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

希望が持てる

2018-06-02 00:19:17 | どくしょ

今年の本屋大賞。
ファンタジー系は正直苦手なんだけど3日前から読み始めたら手が止まらなくなり、金曜の夜をいいことに朝ごはんみたいな夕飯を家族に食べていただいた。ダメ母。ダメ妻。

ここまでの辛さではないにしても自分にもこういう経験があるので、鼻の奥ツンツンさせてドキドキしながら読んだ。

きっと他人は自分が思ってるほど自分のことを思っていない。
それでも自分は他人がどう思っているか気になる。
取り越し苦労な部分も、自分が勝手に作り上げた悪い妄想の中で生きているんだろうなと思いながらもその思考から離れるのが難しいのは、忘れたくない思いがあるからではないか。
忘れることは幸せなことなのかもしれない。

自分の想いを言葉で伝えるという、人間だからできることをもっと有効に使えたらいいなと思った。
勇気いるよね。
踏み出すべくその勇気を優しく背中を押してくれるような救いのある本だった。
中学生ぐらいで読むとベストだな。
…と思ったけどどの年代で読んでもいいか。
自分だって昔子供だったのに、実際今親になってみて理不尽なこといっぱい我が子に言ってるよなあと身勝手な己を省みることが出来ます…。