ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

たぶん疲れてる

2021-04-18 11:26:06 | どくしょ
昨年7月に第二子が生まれ12月から4ヶ月の育休を経て4月から復帰した同じチームで働く同い年の先輩同僚(男性)。
本当によく仕事ができて、仕事できないわたしを指導してくれたり助けたくれたりして日頃感謝している。
人生楽しく有意義に生きる意識も高く仕事のオンオフの切替が素晴らしい。ビジネス書もよく読み良いと思ったものは即実践。

かたやオンオフの切替がスパッと出来ない(やりたくない)わたし。
ビジネス書たまに読むけどふ〜んって思って終わる。でも仕事出来る人間になりたいとは常々思っている。

「なんでせっかく読んだのにやらないんですか?時間の無駄になりませんか?なんか自分を変えたくない何かがあるんでしょうねぇ…」
と言われてその通りなんだけど、この方のように仕事こなせたらいいなと思うのと同時にこうなりたいわけじゃないんだよなと思っている自分がいる。
「死んだ時になんて人から思われたいですか?弔辞でなんと言われたいですか?そこ目指してみません?」

確かに明確な目標があった方がまわり道しなくていいし逆に楽だと思う。
今のわたしはどうなりたいかという着地点が未だ見つけられないけど、漠然とした方向の中で右往左往している自分が決して嫌いではない。
他人の日中の顔よりも、そうじゃない顔の方に興味ある闇多き人間なんですよ。でも知らないことは多いから、知りたいし出来るようになりたい。そういう欲はたくさんある。だけど歳重ねるほどに欲は無くしていきたい…矛盾してますね。わかります?わたしの言ってること。

…と話したら笑顔で聞いてましたけど、彼。
絶対復帰してきたらこうなるだろうなと思ってたから、先月ふわ〜っと考える月間設けてたんだよね。
白黒はっきりさせられないんですよ。グレーでいいと今は思ってる。

仕事も求められるものが割とハードル高いんで正直ちょっと疲れる。
鍛えてくれてると有難く思ってるんだけど。
(何か強みを持たないと派遣なんていくらでも代わりがいますからねと前々から発破かけられている)

そんな最中、図書館で予約していた本がようやく手元に来た。

この一週間、昼休みに「嫌われる勇気」を読んでいるエネルギッシュな彼の横で、わたしはこれを読んでいた。

…もうね、帯の通りだと思うんだよ。
「誰の心にも淀みはある。でも、それが、人ってもんでね。」
直木賞受賞のこの本、江戸の人情時代小説なんだけど、わかりやすく胸にくる。
初めて読む作家さん、文章の中に的確な言葉を持ってくる。まわりくどくない文章で伝える術がすごいなあと思った。

つい最近も書いたけどわたしは人間出来てない小者なんで、死んだ時他人からなんて思われたいかじゃなくて死ぬ時はいろいろなものを赦して手放して無になりたいなと思いました。

なんだコレ。エンディングノートの第一歩だな。

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