ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

愛聴盤

2006-06-12 23:59:05 | おんがく
ただいまW杯、オーストラリア戦で盛り上がっているようで。
下から母の騒ぐ声が聞こえてきます。

わたしは・・・というと部屋でジャスミン茶(by無印)飲んでまったり。
CD聴きながら。

ボロディン作曲:中央アジアの草原にて

が、大好きです。
正確に言うと、

このCDの中央アジアが大好きです。

もうホンットに大好きです(何度書けば気が済む?)。
メインはシェエラザードなのですが、わたしはこの中央アジアの虜になってしまいました。
この盤じゃない中央アジアも持っているのですが、同じ曲とは思えない!!!
ゲルギエフ&キーロフ歌劇場、最高です。

つまんないよーこの曲を注文する人の気が知れない!
といつも言う会社の先輩社員に(わたしが好きなの知ってるのに)、ゲルギエフの
聴いてみてくださいと激しく押してみた。

「買ったよ、ゲルギエフ」
「ど、どうでした!?よかったでしょ?」
「え?誰がこの曲つまらないって言った?」

・・・・・・。
それ以来、この曲の注文が来ると、
「お!この人は音楽がわかるねぇ」
などと話すわたしたち。
派手な曲じゃないけど、聴いてて気持ちいいですよ~。
(基本的にこのテの作風が好き)
朝聴いても夜聴いてもイイ!

このボロディンというのはロマン主義時代の、いわゆる「ロシア5人組」
(バラキレフ・キュイ・ムソルグスキー・リムスキー=コルサコフ・・・とボロディン)
のうちのひとりなんだけれど、本職は作曲ではなく化学者&学校の先生なのです。
だから作曲は手の空いたときにするような感じだったんだな。
代表作「イーゴリ公」(ダッタン人の踊りが有名)なんて、自分死んじゃってから友人の
R.コルサコフと弟子のグラズノフが完成してくれたと言う・・・半分ぐらいは他人の曲なのです。
もっぱら収入は化学の方から得ていて、そんでもって彼はとってもいい人だったがために
生徒たちが頻繁に訪ねてきたりして、なかなか作曲活動は出来なかったんだそうな。

なるほど~。いい人はいい曲かくよね~。
と純粋に思える。
弦楽四重奏の2番とかも、めっちゃいい曲です。
あの装飾音符と下降形の半音進行がたまらない。

ボロディン・・・ゲルギエフ・・・
素敵です。

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