亀

まだしぶとく生きてるよう。

昨日うんちが出た。
当たり前の事だ。
それまで気持ちがふさいでいたが、それだけの事で嬉しくなってる。
特に身体が動かなくなってきた最近、ちょっとした事で、命の浮き沈みを考える。

これも１１月３０日に書いてる。
月が変わるって事が、年をまたぐことのように感じる弱った自分がいる。
歩き旅をしていた４０代の頃、よくライブで言っていた。
自転車で旅してた頃は、風景が写真のように残ったが。
歩き旅ではそのスピードが、ビデオレコーダーのように景色をすべて記憶してゆく。
人は歩くスピードが、一番心地よいスピードなんだと。

　　　　ゆっくり歩こう

歩こうよ　ゆっくりと
急ぎ足では　見落としてきた
大切なものがあるんだよ
歩こうよ　ゆっくりと
亀みたいにさ　ただひたすらに

無くしてしまった豊かさに
歴史はいつも気付いてる
なのに振り向く事も無く
人は過去から学ぼうとしないのか

朝焼けの山の稜線を
つま先だって丘の上から見つめてる
きれいだね　すごく綺麗だね
歩こうよ　ゆっくりと
亀みたいにさ　ただひたすらに

歩こうよ　ゆっくりと
争う事ではないだろう
競う事でもないだろう
歩こうよ　ゆっくりと
亀みたいにさ　ただひたすらに


ウサギと亀の話がテレビドラマでテーマになって放送された。
解釈はそれぞれだが面白い、亀が何でウサギを起こさなかったかと言う解釈に、勝ち負けも評価も亀にはどうでもいい事、ただ自分のゴールに向かって一歩ずつ進んでいるだけという。
周りを気にしないで生きたい僕にとって面白かった。

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