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安打製造機

2007年08月04日 | イチロー
 イチローが、本来おそらく参考記録ながら、日米通算2787安打となり、日本球界通算安打では、あの世界の本塁打王:王貞治氏を抜いて歴代単独3位となった。

 子供の頃、安打製造機と言うと現日本記録保持者:張本勲氏のことだった。イメージとしては、しなやかなバッティングフォームで安打を量産した篠塚和典氏も思い浮かぶ。

 冒頭で”おそらく参考記録”としたのは、日米では年間の試合数や移動距離、投手の傾向や、使用するボールの大きさなどいろいろな点で異なるから、単純に合算してはどうかと思うからだ。

 名球界入りの条件に、米国メジャーリーグ公式記録を加算できる、としている。その記録のもっている意味は、米国球界を上と認めているの日本球界側から見れば合算してもいいが、米国球界では合算は認めない質のものだろう。

 いや、いや、それでいいのか?いけない。年間の公式戦の数が違うからである。張本・王両氏は高卒役22年間現役生活を送った。日本球界は年間130試合の時期が続いた。米国球界は160試合。約30試合違う。1試合で1.2本安打すると計算すると年間で36本、22年では792本まで膨れ上がる。かの張本氏も単純計算では4000本近く記録できたかもしれない。ただあくまで机上の空論であって、実際には試合数が多くなればコンディションを維持することが困難になったり精神的にもタフでなければ乗り切れない。現実に残った数字が紛れもないその人なのだ。

 イチローが米国球界で歴代3位のスピードで1500本安打を達成したときに「達成スピードで1位じゃないのは悔しい」と語った。イチローが凄いのはその驚異なる達成スピードにある。1試合平均の安打数に直せば日米年間公式戦件の問題も関係ない。

□日本球界通算安打トップ5
①張本 勲 3085安打(2752試合)
②野村克也 2901安打(3017試合)
③イチロー 2787安打(2014試合)
④王 貞治 2786安打(2831試合)
⑤門田博光 2566安打(2571試合)

 あと5年コンスタントに記録を積み重ねれば、日米通算でメジャー記録にも手が届くようになる。米国は実は日本以上に記録マニアが多い。そのときどのようにイチローの記録を米国側が取り扱うか興味津々である。いや、イチローのことだから、メジャー記録をメジャーでの活躍だけでも追いついてしまうのかな? 

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