笑ひこそ免疫力や水羊羹
癌細胞は甘いものを好むとかで、闘病中のM子さんは我慢していました。
ところが免疫療法の医師は、「好きなものを食べ、笑って、一杯おしゃべりしなさい」と
言ったそうです。さっそく句友T子さんと連れだって、2時間もおしゃべりしてきました。
手拭をハンカチときめ落語好き
息子は、子どものころから落語が好きで、大学でも落研でした。
いまでもハンカチは手ぬぐいを愛用しています。
(ねむの木です)
戦争に父征きしまま夾竹桃
わたしは戦争未亡人の子で、父は一度もわたしを見たことがありません。
生まれてくる子が、男女どちらでもいいようにと「薫」を残して出征しました。
蓴(ヌナワ)採る女に夫ら舟作り
これもTVで知りました。じゅんさい採りはもっぱら女性の仕事で、
夫たちは舟(新潟阿賀野市村岡地区では筏でした)を作る役目だそうです。
TVでみたものでも、俳句につくっていいのだと知り、励みになった気がしています。