涼誘ふ夏の奥多摩鍾乳洞
流れ出る冷気や奥多摩鍾乳洞 鴻風先生
きのうの、歩こう会8月例会は、この残暑の中ではここしか他にない、と奥多摩の、
日原(にっぱら)鍾乳洞でした。
現地に着くまでは、この暑いのにウォーキングか、という感じでしたが、鍾乳洞の入口に立って、
びっくり、奥から冷気が流れ出ていました。私たちが洞内にいたのは1時間弱でしたが、
その間ずっと、寒いくらいでした。
初もぎの熟せし都会のナイアガラ
お隣の1反の家庭菜園は、税金対策として耕作しています。去年ぶどう棚をつくり、
ナイアガラ・マスカットなど4種類植えています。1年経ち、「子がね虫がたむろしてるから
食べられるかも」とナイアガラを届けてくれました。
まあ、びっくり、立川の住宅街で、こんなに美味しいぶどうができるなんて!
床に就き狭庭の虫の音聴きゐたり
わたしは、階下の庭に面した8畳間に、一人で寝ます(別室就寝夫婦・笑)。
32坪の建売ですから、ホントに狭い庭なのです。寝床まで虫の声がはっきり聞こえます。
でも私には、なんの虫だか分かりません。せめて何種類の虫の音かと耳を澄ましていたのですが、
いつの間にか寝てしまいました。(いつも寝つきが良すぎるんですの・笑)
遠き日の防空壕跡鳳仙花
わたしは、60年前の小学生だった頃、防空壕が残っている、会社の寮に住んでいました。
広い庭は、小さな原っぱのようで、防空壕跡のこんもりした山には、鳳仙花が咲いていて、
そこでかくれんぼや缶蹴り、ままごとをして遊びました。
遊歩道の真夏の花壇です。
手で拭ふ涙と汗や甲子園
オリンピックのあとは、高校野球を見てしまいます。第3試合となると、接戦となる、
よい試合ばかりです。わたしはそのつど、負けているほうを応援しちゃいます。
凌霄や夫人亡き後開かぬ門
ベランダに百歳の猫夕涼み
うちの飼い猫は17年ですので、人間年令でいうと百歳だそうです。この暑さにも参っている
様子は見えず、夕風を知っているのか、夕刻はベランダで、びろ~んと体をのばし、
ごろごろしています。
笹やぶを潜り見つけし茗荷の子
お隣さんの1反の畑の隅に、墓地があります。その生垣の脇は、すぐ竹やぶになってしまうと、
地主さんがこぼしています。だってその中には、茗荷の地下茎があり、夏は茗荷の子を
見つけるのが楽しみなのです。
天ぷらを喰はぬ人をり新生姜
天ぷらがきらいなひとがいるとは驚きです。とくにうちは、野菜の天ぷらが大好きです。
けさ、掘りたての新生姜を届けてくれた隣りのご主人は、天ぷらが大嫌いなんです。
余談ですが、体操金メダルの内村選手は、<野菜は見るのも嫌>なんですってよ。
夏御岳蓮華升麻を目指し行く
御岳登山鉄道主催のトレッキング会へ参加してきました。東京の山として、高尾山と同じく
有名な山です。夏でも都心より5~6度涼しい、とチラシにあったとおりでした。「日本でも
希少なレンゲショウマの群生地」とあったけれど、こちらはまだ1分咲き、というところでした。
女性ガイドさん(80歳)の説明が完璧で、参加者全員大満足でした。
これからは、高尾山よりも御岳山をホームグランドとしたい、という気になりました。
レンゲショウマ
タマガワホトトギス イワタバコ
綾広の滝 ヤブカンゾウ
「戦争の話は止めよ」と夾竹桃
夾竹桃をみて原爆を思うのは、戦争体験者たちのようです。わたしがデイサービス施設で
ボランティアをしていたときのことです。利用者さんたちは、戦争の話をあまりしたがりませ
ん。いい思い出が少ないのでしょう。A子さんははっきり言いました。「戦争の話はやめて」と。
思えば私も、戦争未亡人で満州からの引揚者である母から、戦争の話を何も聞いていません。
帰省の子待ち手みやげを用意せり
私ったら、息子はまだ来てもいないのに、来たら持たせて帰そうと、戸棚からあれこれ集
めています。息子と顔を合わす前のこうしたことも、母親として楽しくもあります。
写真でしか知らぬ父なり終戦日
わたしは戦争未亡人の子で、父親が出征中に生まれました。父の顔は写真でしか知りま
せん。その写真は、満鉄の社宅のブランコに、兄を抱き軍服姿で乗っていました。生まれ
てくる子は、女でも男でもいいように、「薫」と決めて出征したそうです。
(この句は鴻風先生に、「大きな花丸秀吟」といわれてとてもうれしかったです。
読売新聞文芸欄にも投句してみます。最近これも、わたしの楽しみです。テヘヘ)
きょうは、立秋で、俳句では秋の季語のスタートですね。
あわてて夏の季語の駄句をUPすることにしました。
散歩終へ犬と一緒のシャワーかな
この暑さですから、犬の散歩は朝7時と夕方も7時です。帰りは薄暗くなり、拾うフンが
見ずらくなります。30分程度ですが、汗がじわっとしてきます。
デパ地下へ母を連れ出す帰省かな
きょうはデパ地下で、独居の友人に出会いました。彼女は80歳を超えています。
彼女は普段、子どもがちっとも来てくれないとこぼしていたのに、なんときょうはお嫁さんと
孫二人(女子高生)に囲まれていました。その女性たちは美人ぞろいで、わたしは
「こんな素敵な家族がいるじゃん」と見惚れてしまいました。
住宅街の児童公園です。園児らは7月初めから夏休みです。 幼稚園早お休みよ水遊び
友人のはらぺこあおむしさん夫婦ら主催の盆踊りです。 青年団法被揃へて盆踊り
季語「盆踊」は秋の季語で、掲句はおそまつなので、以後ゆっくり推敲するつもりです。
団扇手に筋トレ倶楽部開くを待つ
この暑いのに、私ら年配専業主婦は、つれあいがあきれるほど熱心に、"カーブス"という
「女性だけの30分フィットネス」に通っています。わたしは、毎月の測定が励みで、
これも「継続」かとがんばっています。だって、体脂肪率が下がり、実年齢よりからだ年令が
5歳も下がりました。「暑い暑い」といいながら、うちわを扇ぎ合って10時の開店に並んで
待っています。(25番超えると20分待ち)
TVの画面を撮りました。 こんど「なでしこ」も撮ってみま~す。
夕どきの夫婦喧嘩や溽暑の日
きのうの19時頃、わたしは犬と散歩をしていました。すると道沿いのアパートから、夫婦喧嘩
の声が聞こえてきました。風がまったくなく、うんざりする暑さで、些細なことで喧嘩にもなろう
かと、変に納得する私でした。みんな、不快な暑さにイライラしてるのかもしれませんね。
ごろ寝する孫の大足夏休み
わたしの孫は、中2男子双子と小1男子の3人です。きのう、この3人がお昼から、じじばば
の家で過ごしました。ゲームのあとは昼寝を3時間、中2の子の足は28cmです。
ペット犬がはだしの大足をぺろぺろしていました。