先月、田舎に住む父と兄にバレンタインのお菓子を贈ったところ、きっちりと今日、宅急便でお返しが届きました。ありがとうごぜえますだ。中身はウマそうなチョコとくるみのパウンドケーキ。チョコレートリッチな見た目のボリューム感とは裏腹に、ひとくち食べると今流行のさっぱりと軽い口当たり。チョコ×ナッツ×パウンド生地=……、と、食感が重たくなりがちな組み合わせですが、どうやってあの軽さを出してるんだろう? 食べたときの感じが少しシフォンケーキに似ていたので、もしかしたらバターを使わずにほかのサラダ系の油を使っているのかな。なんて、ケーキ工場勤務、ちょっと研究魂が入りすぎてます。すんません。
ここのお店、『 ガトーよしだ 』。うちの家族のファミリー内ブームだけかと思っていたのですが、チーズケーキがおいしいと地元でけっこう有名なお店のようですね。自然がいっぱいのカフェも併設されているそうなので、今度帰るときに連れてってもらおうかな。
夫からはホワイトデーに何ももらってない!!、とウェブログで吠えてたら、今日、しっかりと買ってきてくれました。袋の中身はお菓子じゃなくて本。村上春樹さんの『 海辺のカフカ(上・下) 』。もう文庫化されてるのですね。早っ!新潮社さん、ちょっと焦り過ぎですよ。少し前までは、村上さんの本の文庫化なんて何年も待ったような気がするんだけど。ハードカバーの部数が思うように上がってないのかな。
ところで肝心の中身ですが、まだ50ページしか読んでないので何とも言えないですな~。最近映画化された短編『 トニー滝谷 』を収めた『 レキシントンの幽霊 』あたりまでは、夏場にカキ氷を掻きこむほどの勢いでガリガリッと読破してたのにな。『 神の子どもたちはみな踊る 』ぐらいからかしら、読んでてしっくり来なくなったのは。
主人公である15歳の少年の考え方がシックでシステマチックに整い過ぎてる気がします。たとえば、よくドラマの回想シーンなどで若い役者さんを使わずに、壮年の俳優さんがそのまま青年時代の役を演じたりしますよね。まさにああいう違和感が、読んでいる間中ずっと、頭に付きまとって離れないのです。
同じ理由で、父から誕生祝いに買ってもらった『 アフターダーク 』も実はあまり進んでません。まあ、でも全部読んでみないことには何とも言えないので、もう少し頑張って読んでみますわ。読書で頑張るのって久しぶりだな~。若いときには、何回か読み直さないと解らないようなムズカシイ本、けっこう好きだったんですがね。
余談ですが、今まで一番大ウケした若作り回想シーンは、関口宏さんが真っ赤なアロハシャツ着て砂浜で集団レイプする不良少年を演じるというもの。トレードマークのポイント白髪は染められていたものの、不良仲間役の若い役者さんたちに混じっての熱演ぶり。違う意味で感動して泣けました。
ところでこのところ、ネットの評判とか新聞の書評を頼ることなしに、本屋でヒトメボレ→即購入、ということをしなくなりました。ちと感性が老化したかな? ちょくちょく本屋には行くのだけど、イマイチ引っ掛かりを感じる本にうまく出会えないのです。
慣れ親しんだ文体と世界観。作家生活25年の手足れにより、完成度高く創られた若者の精神世界。もう一方のトレンドはといえば、リアルな若さをそのまま丸出し、イケメン・ギャル作家による、どちらかというと技術よりも感性が勝ってるように思える最近の小説群。
さあ、あなたならドッチを読みますか?
ここのお店、『 ガトーよしだ 』。うちの家族のファミリー内ブームだけかと思っていたのですが、チーズケーキがおいしいと地元でけっこう有名なお店のようですね。自然がいっぱいのカフェも併設されているそうなので、今度帰るときに連れてってもらおうかな。
夫からはホワイトデーに何ももらってない!!、とウェブログで吠えてたら、今日、しっかりと買ってきてくれました。袋の中身はお菓子じゃなくて本。村上春樹さんの『 海辺のカフカ(上・下) 』。もう文庫化されてるのですね。早っ!新潮社さん、ちょっと焦り過ぎですよ。少し前までは、村上さんの本の文庫化なんて何年も待ったような気がするんだけど。ハードカバーの部数が思うように上がってないのかな。
ところで肝心の中身ですが、まだ50ページしか読んでないので何とも言えないですな~。最近映画化された短編『 トニー滝谷 』を収めた『 レキシントンの幽霊 』あたりまでは、夏場にカキ氷を掻きこむほどの勢いでガリガリッと読破してたのにな。『 神の子どもたちはみな踊る 』ぐらいからかしら、読んでてしっくり来なくなったのは。
主人公である15歳の少年の考え方がシックでシステマチックに整い過ぎてる気がします。たとえば、よくドラマの回想シーンなどで若い役者さんを使わずに、壮年の俳優さんがそのまま青年時代の役を演じたりしますよね。まさにああいう違和感が、読んでいる間中ずっと、頭に付きまとって離れないのです。
同じ理由で、父から誕生祝いに買ってもらった『 アフターダーク 』も実はあまり進んでません。まあ、でも全部読んでみないことには何とも言えないので、もう少し頑張って読んでみますわ。読書で頑張るのって久しぶりだな~。若いときには、何回か読み直さないと解らないようなムズカシイ本、けっこう好きだったんですがね。
余談ですが、今まで一番大ウケした若作り回想シーンは、関口宏さんが真っ赤なアロハシャツ着て砂浜で集団レイプする不良少年を演じるというもの。トレードマークのポイント白髪は染められていたものの、不良仲間役の若い役者さんたちに混じっての熱演ぶり。違う意味で感動して泣けました。
ところでこのところ、ネットの評判とか新聞の書評を頼ることなしに、本屋でヒトメボレ→即購入、ということをしなくなりました。ちと感性が老化したかな? ちょくちょく本屋には行くのだけど、イマイチ引っ掛かりを感じる本にうまく出会えないのです。
慣れ親しんだ文体と世界観。作家生活25年の手足れにより、完成度高く創られた若者の精神世界。もう一方のトレンドはといえば、リアルな若さをそのまま丸出し、イケメン・ギャル作家による、どちらかというと技術よりも感性が勝ってるように思える最近の小説群。
さあ、あなたならドッチを読みますか?
『おとと合わせカルタ』という名前がかわいいけど、どんなのかな? また見せてくださ~い。
息子ちゃんがもう少し大きくなったら、お正月なんかに一緒にカルタ遊びできるかな? 彩映ちゃんオリジナル、子育て川柳カルタの完成も楽しみにしてますよ。
ところで、ご主人のホワイトデーのお返しに使われたという、宝塚ガーデンフィールドの『香り炭』。おとというちにもいただいたけど、すごくいいねー。早速トイレに置いてみましたよ。気分がスッキリとする香りです。
こちらも、Tちゃんに探し求めていた本『コドモ界の人』(石坂啓著:朝日文庫)、貸していただいてありがと~!古本で見つけたと言ってたけど、前の持ち主がママ友に貸したお礼の手紙まで残してあって、趣深かったです。石坂サンの子育て体験記『赤ちゃんがきた』(0~2才)と続編の『コドモ~』(2~4才)、これから子を産み、育てようとする男女にオススメです。
「かご、ハンガー 何でもおもちゃに してしまう」
「いす、テレビ 何でもつかまり 立ちたがる」
「物並べ 何でも一句に してしまうぅ!!」
失礼しました~
ぜんぜん知らない人の書いた手紙なのに、「いい本なのよっ!」という思いがすごくこもった文章だったので捨てるに捨てられず。そのままにしてました。
手紙の主がそこまで強力に感動した本を、返してもらった当人はサッサと古本屋に売っちゃったみたいで、とっても気の毒なんですが、それが回りまわって私と彩映ちゃんが愛読することになって、少しはその思いも叶ったんちゃうかな?
なので、読んで欲しいママ友がいらっしゃったらドンドン又貸ししてくださいね。長期間貸し出しも大歓迎です。よろしく!