博多駅から歩いて数分
プールのある中庭に面したオープンエアのレストランは
いつか行った南の島のホテルのようで緑がいっぱい
ガムランがないかわりに
白いシャツを着た清潔な若い男女の
きびきびしたサーヴィス
それはおそらくよくある(やや古くなりかけの)女子会で
気持ちはすっかり「お嬢さん」なのだ(みのもんたはつくづく正しい)
私たちはよく笑った
泣きたいほど嬉しかったけど
私も笑ってた
あなたに会えてよかった
昔のことになってしまった最後の制服
下級生の美しいハレルヤコーラスに送られ
でも別れを惜しむどころではなかった
何が待っているのか
そもそも自分は生きていけるのか
不安で仕方なかった
(ひとりで泣いたことは何回あった?)
(もうだめだと思ったことは何回あった?)
(何日も眠れなかったことは何回あった?)
でも大丈夫だったみたいね
そう悪くはない将来がここにある
だって
生きててここに来れるくらい元気なんじゃない
それでじゅうぶんじゃない
また会いましょう
人類の存続を祝いましょう
あなたの人生と
そのときの年齢なりの
あなたの美しさに乾杯しましょう
あなた方と別れて
郵便局と書店をまわり
最後に花屋に寄って
帰りのバスに乗った
(2016年9月26日 MTJ)
久々にポエマーMTJ降臨である。世間的にはオバハンが集合して飯食ってお茶飲んで騒いでるようにしか見えないかも知れない。少々お見苦しいところもあったかも知れないが、それはこういうことなのだ。(マジで「人類の存続を祝いましょう」と言わざるを得ない昨今の状況はどうだ)
ホントにその通り。
仕事で行けなくて残念でした。
再会までまだまだ頑張ります。
素敵な文章ありがとう。
ありがとうございます。