発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

博多駅前陥没

2016年11月09日 | 日記

『地下鉄ができるまで』(加古里子、福音館書店)という絵本が家のどこかにあると思う。もちろん子ども向けのものだが、シールド工法とオープンカット工法について解説してあった。今回陥没した地下鉄工事で使われていたナトム工法は紹介されてなかったと思う。昔の本だからか。

  11月8日、朝7時前に博多駅筑紫口でバスを降りた。

 私が駅に出るバスには、薬院を通って、今回事故のあった博多口に出るバスと、平尾を通って筑紫口に出るバスの系列があり、出かけるときは、早くやってきた方に乗っている。今回は、たまたま筑紫口行きのバスに乗った。だから陥没事故のことはわからなかった。いつも通りにバスを降りた。筑紫口から入る駅の入り口は、JR西日本管轄、つまり、新幹線口なのだが、やけに暗い。節電もここまできたかと思ったら停電のアナウンスが聞こえる。???と思ったが、JR九州管轄部分の博多駅は普通に営業中で、構内のパン屋さんも賑わっていた。電車の時間が迫っていたので、博多口側の道で何が起きているか気にする暇もなく改札を通って一時間ほどの出先に向かった。

   博多口の駅前陥没は、ネットのニュースで知った。銀行のシステムダウンとはおおごとである。用事が済んだ出先で福銀のATMを使ってみたが、午後6時前だったので復旧していた。電車は動いているようだが、駅に近づかないことにして、帰路は高速バスで天神経由で帰宅した。陥没した駅前通りは、普段は通勤の人々で賑わっているが、メインな通りではない。博多駅のバスターミナルから、海に向かう「大博通り」と、博多口を経由して住吉方向に向かう道は無事のようで、バス路線は一部迂回運行が出るものの大きな影響はないようだ。でも渋滞するだろうね。

 それにしても、ビルの足下からぱっくり空いた大穴というのはショッキングである。わざわざ見に行こうという気にはならないが、博多口行きのバスに乗ることがあれば、いやでも目に入ることになるだろう。

 しかしまあ。どのくらいで復旧するのだろうか。

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