発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

福岡自動車フォーラム+福岡モーターショー2014

2014年01月25日 | 物見遊山
◆福岡自動車フォーラム2014
 自動車の話が続く。
 福岡国際会議場。席がゆったりしているし、ひじかけから小机も出せるからメモもとりやすいし。好きな場所だ。前回2012年のダイハツ白水氏のお話がものすごく面白かったものだから。
 今回面白かったのは、トヨタ、日産、マツダの開発担当者の話。思わず身を乗り出す。車の作り方は会社によって手順が異なる。CGからつくるんじゃなくて、1/1のクレイモデルを起こして、それからあちこちを調整して図面に起こすという手法を使う会社もある。ともかく車をつくることが好きで好きで好きで楽しくて。
 だから、途中で席を立つ人はいなかった。
「ハイブリッドなんて大嫌い。エンジンを発電機としてまわすとは何事か。7割残っているエンジンのポテンシャルを生かせばもっと低燃費の車はできる」「日本では売れるので不本意ながらハイブリッドを作っている」などと。
 十代のころ、大阪の日産ギャラリーで、初代パルサーのメイキングビデオを見て、とても感心したのをおぼえている。2プラグZエンジンの解説よりも、クレイモデルを作り、空力性能を計測して手直ししていくところが心に残った。改造専門のメーカーの車が、どうしても美しくならないのも道理なのである。

◆福岡モーターショー2014
 残り時間ではモーターショーを見た。
 残り2時間というのに、モーターショーは、人の波。入口までたどりつくのが大変だ。
 暮れにフィギュアスケートのグランプリファイナルが行われたマリンメッセでは国産メーカーの展示、11月に大相撲の行われる国際センターでは外車の展示、フェラーリやランボルギーニを詣でることもできたし。車より人を見るようなもので、2時間もあれば十分に思えた。
 東京モーターショーのパンフレットをそのまんま持って来るから、2013と印刷されているのがほんの少し哀愁だけど、家からバスで簡単に行けるから、まあいいや。
 ベイサイドプレイスまで散歩して、路線バスで帰宅する。