発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

八代亜紀のジャズ

2013年08月04日 | グルメ
◆団扇
 イムズ。地下から入ると、ロクシタンの店員さんが、新しいオーデコロンを、ボール紙に穴を空けた小さな団扇にスプレーして手渡してくれた。ミントに柑橘系を掛け合わせた夏向けの爽やかな香り。団扇というのは、ステキなアイデアだと思う。
 まてよ。扇子に香水というのは、昔はセットではなかったかと。実に懐古的な雰囲気である。

◆八代亜紀がジャズを歌うコンサート。イムズホール。
 バンドはクインテット。ピアノ、ギター、ドラム、ウッドベース、サックス。ビアニストは実はヴィブラフォン奏者で、サックス奏者は、フルートも演奏。突っ込み所のない一流の演奏をライヴで聴けるなんて、何て幸せ、と思う。そのうち4人は、去年秋に売り出された八代亜紀のジャズCD「夜のアルバム」のレコーディングに参加しているみたい。スピーカーは左右に二個置かれたきり。こうでなくては。大音響のコンサートは、絶対に耳を悪くするよ。
 そして、夕焼けのような赤いドレスで八代亜紀登場である。演歌の女王である。ゴーヂャスなロングドレスの歌手といえば、青江三奈か八代亜紀か。
 まずは、フライミートウザムーン。それからサマータイム。
 みんなが知ってる曲ばかり。ジャズなんて流行歌なのよ。と、八代亜紀御大。
上京して銀座でジャズを歌ってた。でも、先輩の持ち歌は歌えなかったのだと。
 クライミーアリヴァー。
 後半は、ミッドナイトブルーなのか黒いドレスが照明のせいで青く見えているのか。ともかくビーズかスパンコールでキラキラと夜空のように見えるドレスに着替えて。雨の慕情ジャズヴァージョンとか、五木の子守唄~いそしぎ、とか。
 ああ、なんだか大人っぽいな。すごく大人っぽい感じだなと。

◆私は佐川男子に萌えたりしない。
 佐川男子、つまり佐川急便の配達のお兄さんが、フィギュア化されて販売されてるらしい。なんだか人気なのね。でも、ほかのところでは知らないけど、午前中配達を指定して、午後1時より前に来た試しがないのである、うちにくる佐川は。急ぐ荷物なのであらかじめ電話で確認したときもそうだった。興味を持つ以前の問題である。
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牡蠣食えば町内有線放送が鳴るなり福吉漁港

2011年12月10日 | グルメ
 牡蠣を食べに、福吉へ。
 いわゆるひとつのカキ小屋である。
 福岡の西の方の漁港では、この季節、「カキ小屋」と呼ばれる農業ビニールハウスのような臨時建造物が建てられている。漁港によって1棟のみのこともあるし、数棟のカキ小屋がある港もある。
 牡蠣のほかには、店によるが、サザエやヒオウギなどの貝類やイカの一夜干しなどを売っていて、各々それを買って、ビニールハウスの中にあるコンロで焼いて食べるというシステムである。あと、牡蠣のたきこみご飯を売っている店もある。
 殻付き牡蠣が1.3キロ入ったカゴが1000円。同一漁協なので、どの小屋も牡蠣の価格は統一されているのだそうだ。
 
 シーフード代のほかに、炭なりガスなりのコンロのついたテーブルひとつを借りるのに300円を払う。
 牡蠣の殻を空けるナイフや紙皿、紙コップ、ポン酢醤油、割り箸などは用意されていたが、店によって細かいところは違うらしい。
 
 ともかく、おにぎりや飲み物を持って行けば、簡単にシーフードバーべキューが楽しめるシステムである。ただし、魚や肉の持ち込みは不可とのこと。黙ってると焼き肉大会を始める人がいるのだろうか。

 で、今回私たちのチームが持ち込んだものは、
 バターとライム。そしてゆでたジャガイモ。

 牡蠣を焼く焼き網の端にジャガイモを載せて、いい調子に暖まったところでじゃがバター。
 牡蠣には、バターをちぎったり、ライムを絞ったり、あるいは両方をのせて。
 とまあ、実にシンプルな食べ方ですが、まことにおいしい。レアに近いものもおいしいし、ほどよく煮えたのもおいしい。なぜか焼きすぎて汁が蒸発して少し焦げたようなものも(ちょっと硬いけど)軽くスモークされた感じの味で格別。グリコーゲン、タウリン、ファイト一発な栄養補給である。
「みんなちがって、みんなおいしい(金子みすゞ風)」

 今年の玄界灘の牡蠣は、ぷくぷくと大粒で。牡蠣そのものの塩味があるので、無塩バターで良かったかもね。

 外のスピーカーで町内のお知らせを放送していた。そうか、明日は資源リサイクルの日なのね。

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ライムな日々。

2011年10月12日 | グルメ

最近食べたものから。

◆ブリのムニエル、ライムバターソース。
 大きめのブリの切り身を買ってきた。
 ムニエルにすることにした。塩胡椒して小麦粉をまぶし、フライパンで焼く。付け合わせは、同じフライパンでタマネギのみじん切りを炒め、トマトのざく切りを入れてさらに炒めたものと、そのあとのフライパンで、荒くほぐしたブナしめじを炒めて塩胡椒したもの。
 ソースは、バターを溶かした中に、ライムの絞り汁を入れたもの。
 ブリってムニエルに向いてるのね。すごくおいしかった。

◆ししゃも
 ししゃもは、買ってきたら、いっぺんに焼いてマリネにすることが多い。香味野菜とリンゴ酢と薄切りライムと砂糖。これは常備菜として。

◆カッペリーニ
 極細パスタ。ディチェコのが、マキイで安く売られてた。円高ユーロ安のせいか。迷わず購入。0.9mmで、ゆで上がり2分だから、市販のオイルソースをまぶせば、すぐに食べられる。料理の付け合わせがちょっと淋しいかな、というときに便利です。
 ラーメンとか冷やし中華にしてもいいんじゃないかと思う。

◆ライム
 ライムは、レモンと同じく、日本の庭で栽培できます。園芸店や植木市で苗を見つけたら、お試しあれ。無農薬、無防カビ剤だと、丸ごと使えます。
 そういうわけで、ライムが今、たくさんあるので、ライムを食べる話が多いのです。
 塩漬けライムの話が出て来たのは『あしながおじさん』でしたっけ。
 私は薄切りにして砂糖漬けにしてます。
 水やお湯や炭酸水で割って。

◆甘いハイボール
 ウヰスキーと、スライスしたライムと、三ツ矢サイダー。見た目美しく、甘い。
 オトナの味である必要はないのですから。
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東南アジア系お献立について 

2011年10月04日 | グルメ
◆焼きビーフンをつくる。
 ニラをいただいたので、ビーフンにした。
 インスタントの味付きビーフンも売っているけど、味のついてないビーフンを使うのも、そう手間ではない。というか、自分で味付けした方が、圧倒的においしい、と思う。ビーフンを戻すのも、お湯に浸すだけだし。これは水洗いして水切りして食べやすく切ってゴマ油をまぶしておく。
 細切り肉野菜炒めを作って、ビーフンと混ぜてスープと醤油と酒で味付けして炒めて、スープの水気がなくなりかけたらニラを混ぜて、塩胡椒で味を調整し、仕上げにゴマ油をちょいとかける。
 肉野菜炒めの油を熱するときに生姜を入れて香りを出したら、それっぽい味になる。椎茸は必要。あれば干しエビを水に漬けて、漬けた水も味付けに使う。
 ビーフン多めで主食、肉野菜多めでおかずとなる。
 おお、台北の屋台の味……って、行ったことないけど。

◆ところで、ライスペーパーって便利
 ライスペーパー=生春巻の皮は、水に濡らすだけで戻ってそのまま使え、すぐ食べられる。熱も油も使わないので省エネかつヘルシーである。しかも、焼いたり揚げたりすれば、普通の春巻の皮のような調理もできる。そのものに大して味があるわけではないのに、何を包んでもおいしくなるのはなぜだ。で、包んで斜めに切ったりすると、単なるサラダや野菜炒めが、なんとなく、おしゃれっぽくなるのはなぜだ。
 おまけに、普通の春巻の皮と違って、常温保存が効く。そういうわけで、ライスペーパーは常備している。

 
 


 
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