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マザー・テレサ生誕１００年行事、ビル会社が拒否　ＮＹ(朝日新聞) - goo ニュース

観光名所として知られるエンパイア・ステートビルは
４０年ほど前から折々に
最上部の色を照明で変えて市民の目を楽しませてきたそうです。

祝うテーマは

＊クリスマスやラマダン明けといった宗教行事
＊大リーグ・ヤンキースの制覇
＊中国建国６０周年
＊幕府使節団の米国訪問１５０周年にあたる今年６月には、日の丸と同じ紅白２色の照明を。

かなり様々。
これはすごい試みだと思います。
単純ですが発想がユニーク。coolな企画です。
４０年もの伝統ともなると注目が集まるのも伺えます。

さて米カトリック連盟は
米スラム街にも足跡を残したマザーの生誕１００年を祝うため
「マザーの着けていたベールの色と同じ青と白のライトアップを」
と申請したのですがビル所有会社はこれを拒否。
「宗教家や宗教団体の要請は受けられない。クリスマスやラマダンは例外だ」
と説明したそうです。

＊カトリック連盟は「４万人」の署名を提出して再考を要求。
＊ニューヨーク市議会もライトアップを促す決議案を用意。

しかしビル側は
「ライトアップするしないの決定は当社の裁量による」
と譲らないそうです。

カトリック連盟のビル・ドナヒュー会長は
「ビル側の態度は頑迷で不可解。ビル所有者の個人的な好き嫌いで照明するしないを決めていいのか」と怒り心頭。
２６日にビルの前で大規模な抗議集会を開くことを決めたそうです。

照明に関わる電気代とかは
やっぱりビルが負担しているんですかね。
どちらの言い分もわかるんですが
日本だったら４万人の署名に議会の決議案まで揃ったら
さすがにライト点けちゃうよなぁと。

自分が正しいと思ったら４万人の署名だろうが何だろうが譲らない。
電器代は払わないけど「ライト点けろ」って大規模な抗議集会を開く行動力。
国民性ですかね。

何でもかんでも譲るだけが正義ではありません。
こうしたきちんとした意志表示は
日本人が見習わなければいけないところだと思います。