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宮崎先生Blog!北海道の名門空手道場「空手道大誠舘」!

札幌空手の大誠舘!正道会館石井館長イズムを継承する空手道場です!(宮崎館長は元正道会館北海道&仙台統括本部長)

永眠 

2015-03-12 22:22:44 | Weblog
私の父親が永眠しました。
皆様のお陰様を持ちまして無事に葬儀も終える事ができました。
多くのお花や香典弔電をいただきました。
森さんを初め大誠舘メンバーの方々の心にも感謝いたします。
本当に本当に有り難うございました。
3月5日早朝、入院先の病院で突然の死でした。今年の2月に入院して、入院の前の日までは大好きな車に乗って運転までしていたそうです。最初は肺に水が溜まって、それを抜く手術を行って見事に成功し、別な療養所に移ってからは点滴からの栄養補給から流動食にまで回復してきて、もう少しで退院出来るね~~って言われてた矢先でしたので‥‥びっくりしました。
小さい頃は超スパルタ(今でいうと虐待)に近い環境で育ち、大嫌いな父親でしたが社会人になり年齢を重ねる事に親しくなり、父親が退職した頃からやっと話が出来る様になってきました。そんな私にとっては怖い父親も年とともに衰え‥昨年のお墓参りにはオンブをしたり担いだり‥年をとったな~~って感じてました。2月の最後の病院へのお見舞いの時には、子供の様な笑顔で「またな!」って手を振ってくれました。まさかそれが最後だとは‥
実家に戻って、面布を顔から取った時に、父親の顔を見てボロボロと涙がこぼれ落ちました。その時に私の口から無意識に出た言葉が「もっともっと子供の時に話をしたかった!」って‥  泣きました。

そして父親が、もっとも生前から望んでいたこと。
それは私と兄の兄弟仲が戻る事でした。 お見舞いに行った時も「とも(兄)は元気か?」って‥もう20年会ってないから分からないって答えると、いつか兄弟だから縁が戻るよ。父さんはたった2人の兄弟なんだから、昔みたいに仲良くできたら良いなって‥

葬儀で20年ぶりに兄と再会しました。私の心の中では様々な感情がありました。しかし顔を見て言葉を交わして、自分が意固地になって意地を張り続けてきた事にとても反省させられました。心は昔の優しい兄貴のままだったんです。「兄の長い間すまんな!」の言葉に今まで溜まっていたものが一挙に吹き出しました。 その夜は子供のころの様に朝まで語り合いました。兄の顔にいっぱいいっぱい傷がついてました‥職種が職種だけに、どれだけの修羅場をくぐってきたんだろう‥いっぱい苦労したんだろうなって意地を張りすぎていた自分に深く反省しました。
そして父親の念願であった兄弟の縁が戻った事を、父親の棺桶の小窓を開けて、2人で覗き込んで報告しました。
父親の顔が不思議と笑顔になってたんですよ。
  
その後、兄から「何年も会わないうちに良い面構えになったな!」ってメールをもらって、またまた涙がでてきました。
兄は知る人ぞ知る。初期の正道会館北海道(土屋支部長)の創立メンバーで、あのフルコンタクト空手の激動期に大活躍をし、北海道チャンピオンにもなり、北海道最強の空手家でもあったのです。私はそんな兄に憧れて必死に稽古して追いつこうとしてたんですよ

しばらくは先生は涙もろいと思うから、少年部のみんな、先生を泣かす様な行動は控えるように一般部の皆様もお願いしま~す