ぱっぱらっ記 In Danmark

夫の転勤に伴い、家族四人=夫、私、長男3歳、長女1歳でデンマークで、2年間暮らした記録です。

クリスチャニア

2006年08月15日 | ちょっとそこまで・・・(デンマーク観光)
昨日、オットと二人でクリスチャニアに行ってきました。
 

クリスチャニアとは空港からコペン中心地の間に位置する、ある一つの地域です。


ここは、デンマーク、コペンハーゲンという響きからのイメージからは少し違った様相で、
一帯をとり囲む塀にはこんなかんじでペイントされています。


今から30~40年ほど前、元海軍基地だったところを、ヒッピー達が
占拠し、自分達で勝手にコミューンを作ってしまったそうです。


この地域にはヒッピー、芸術家、作家などが主に住んでおり、
独自の国旗を掲げ、デンマークのコミューンに属していない?
ということで、住民税などを支払っていないそうです。
が、私たちがいた2時間ほどの間に
警察官が巡回に来ていたり、
ゴミ収集車がきていたりしていたので
実は払ってるんじゃないか、とも思います。
本当のことはよくわかりません、ごめんなさい。


ここへ住む為には、今住んでいる住民全員が出席する会議で
「どうしてここへすみたいのか」
「ここでなにをしたいのか」
などの質疑応答の末、
住民全員に承認されないと住めないそうです。
ちなみに、デンマーク政府との話し合いの末、
今は新しい住民は入れないようにしているとか・・・。


クリスチャニアというと「エコ・ビレッジ」とか「デンマークの無法地帯」
などと言われていて、
正直実際行って見るまでどんなところかよくわかりませんでしたが、
今回初めて言ってみて、
個人的な意見としては
まるで、「ナントカ村」みたいに観光地化されているところだなーと感じました。
というか、観光用地区がしっかり用意されているのです。
観光収入も大切な収入源になっているのだとおもいます。
なので、観光バスにのってデンスケおじいちゃん達が見学に来ていたりもします。
 
                               買ってるし・・・

観光用地区ではクリスチャニアのロゴの入った
Tシャツ、ライター、ワッペン、ステッカー
ガイドブックが売られていたり、
観光客向け?の屋台村(ホットドック、タイ料理、バー、など)
みたいなのや公衆トイレもあり、全くキケンな香りはしません。↓???
 

もちろん、テクテク歩き回っていると
ここで本当に暮らしているんだな~という生活の臭いも感じ取ることができます。
子どもの学校のような施設、自転車やさん、パン屋さん、
工場、子どもの遊べる公園(遊具は住民が手作りした模様)
デンマークのほかでは見れないような工夫を凝らした民家もたくさんあります。
 

 
 



クリスチャニアはソフトドラックが容認・売買されているそうなので
時間によって場所によっては危険なところもあるのかもしれませんが、
昼間に行くなら、子連れでも大丈夫なほど安全そうにみえました。


ちなみにクリスチャニアはホームページももっています→興味のある方はコチラ