アケビの染め液を作って見た

こんにちは


今日も天気は曇りです。

スパッと晴れる日ってなんだか少ないよね。

やっぱり温暖化の勢いで雲が多くなってきているのでしょうか。

あーあ。


それはそうと、今朝はアケビで染め液を作って見ました。

藤の染め液は少なくなったし蔓がいっぱい入っていたので葉っぱだけのものに作り替えるつもりです。

アケビが紫陽花の上に覆いかぶさっていたのでその分を鎌で刈り取って鍋に移動しました。

これまでカラスノエンドウ、ヨモギ、藤の葉っぱ、と試してきましたが、

結局葉っぱは基本緑色か黄色に染まりますね。

一番面白かったのが藤の最初の染め液と最初の灰汁を使った時に出たゴールドカラーでした。

あれ以来、どきっとした色は出てません。

あんな変化を楽しみに色々と試しているのよ。




今朝は畑で仕事です。

イチゴはやっぱりカラスにやられちゃった。

あの防備では足りなかったのね。

それでもう少し頑丈に竹の枝を張り巡らしたりして見ました。

カラスと私の知恵比べ。


先日一日中の大雨が降ったので草も木もよく伸びますね。

ヨモギもカラスノエンドウも

野バラもフキもいっぱいです。

どんどん背が高くなっちゃって、刈るのが追いつきません。

いよいよ草刈機に出動をお願いか？

そうすると何もかもが混ざって染め用の草は取れませんね。

ちょっと勿体無い気もしますが周りじゅう草だらけだから構いか。。。。。



朝、昨日から用意していたスカーフを早速アケビの染め液に浸しました。

今回は灰汁もお風呂の竃ではなく室内の薪ストーブから出た灰を使ってます。


色々調べていくうちに知ったことですが、

丹後半島で藤の蔓の皮を繊維にして布を織る人がいます。

藤の蔓のその皮を刃物を使って剥がし、さらにその皮を外皮と内皮に分けて

内皮だけを灰でもみ洗いして、そこへ水を足してグツグツと煮るのです。

木の繊維を織物に使えるくらい柔らかい糸に変える作業です。

その時にどんな灰を使うかがとても重要だと話していました。

灰の種類によっては繊維が切れてしまったり、に溶けてしまったりするらしいです。

灰のもつ化学作用ってマジすごいのですね。

硬い木を燃やした灰が良いと言ってましたね。

薪ストーブを使ったことのない方はご存じないと思いますが、

熱もどんな木を使うかによって違ってきます。



使われる原料によって生まれるエネルギーが違ってくるのだから

自分たちの使う電気がどんな原料から生まれてくるのか

よく考えて見たほうがいいと思います。

話を戻しましょう。

真冬の本当に寒い日にはナラやアベマキなどの広葉樹の硬い木が一番です。

じっくり燃えて柔らかな熱量を提供してくれます。

遠赤外線効果バッチリです。

ナラの木しか燃やしたくないという人もいるくらいですよ。

松や杉は脂が出るのでストーブにはあまりよくありません。

その熱量もちょっと突き刺さる感じ。

パッと燃えきってしまうので暖かさが長持ちしません。

家じゃミックスしてなんでも使いますけどね。

それでもお風呂の薪と室内の薪はやっぱり分けてます。

ですからお風呂の竃から出る灰と室内から出る灰は多少性質が異なるのです。

そういう微妙な成分の違いが染め物には

大きな違いとして出てくるみたい。

そこが面白いところなのでしょうね。

一期一会の色との出会いって事。


あのゴールドカラーが出た時にはお風呂と室内のミックス灰でした。

きっと同じようにして見ても違った反応が出るような気がします。

灰が問題だったのか、それとも染め液の成分が丁度良かったのか、

全く見当もつきません。

今の所偶然の結果だけですから。


実は今日の染めも失敗の巻に終わりそうで気分が落ちてます。

だって昨日スカーフに仕上げ意気揚々と染め液に沈めたのに、

押さえに使っていた押しぶたに前の藤の色が染み込んでいたのでしょうね。

あまり気にせずに使っていたら蓋に触れている部分にだけ茶色のシミが移ってしまいました。



苦労してシボを結んだのに

今度のスカーフも思い通りにはいきませんでした。



今ある白生地がスカーフに丁度いい長さなの

せっかくだから布端を始末してから染めたいのです。

うまくいけば作品になりますものね。

家人の家族にプレゼントできたらいいな。



ゆっくり丁寧に仕事をしたほうがいいって事でしょう。

せっかちな私のこの性格を染め物にあわせることができるでしょうか？



アケビと灰汁で綺麗な黄色。

この次はフキの葉っぱで作るつもりです。

フキが盛りですからキャラブキでも炊こうかと朝採ってきました。

葉っぱは使わないから染め液にします。

こうやって普段は捨ててしまうものが役に立つってなんか嬉しい。


染め液ばかりがたくさんできそうです。

野バラもやって見たいし。。。。。。

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