寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第3512話) 休日も返信

2023年06月22日 | 教訓

 “仕事や趣味の連絡は交流サイト(SNS)を介するのが当たり前となったが、便利さゆえに仕事が休みの日や深夜にもメッセージを送受信してしまい、文章が簡潔で相手の気持ちや状況が読めないこともあって、何かと煩わしさを感じることがよくあった。
 娘と水族館に行ってイルカショーを見ていたときのことだ。仕事の大先輩からスマートフォンにメッセージが届いた。調べものの依頼だったが、気になって親子の予定を切り上げて帰宅、確認した上で返信した。後日、大先輩と会って急ぎでなかったことを知り、何度も謝罪された。世代や立場の違いだけでも文面の受け取り方は大きく変わる。それだけに一層相手をおもんぱかれるようになった。”(5月22日付け中日新聞)

 名古屋市の歯科医師・吉田さん(男・39)の投稿文です。携帯電話が普及してからの変化は凄まじいものがある。休憩も休みもなくなりました。いつも持ち歩いていなければならない。そして自分中心になりがちで、相手がみえないのだからより勝手になる。それがこの話である。SNSは文面も短い。それだけに勘違いさせるような文もよくある。そして急ぎか、いつまででいいのか、つい書き落としになる。重要なこと、特に相手に負担を負わせるような場合は、本当に気配りが必要である。
 ボクはつい先日、9日ばかり入院手術をした。動けないから退屈だろうと、LINE友達が気を使ってほぼ終日付き合ってくれた。何十通とやり取りしたであろう。この機会にお互いのいろいろを知ることができてよかったが、何度も理解ができなかったり、文を誤解をした。本当に重要なことだったら、大変なことになるところである。ボクはスマホに文を打つのが全く苦手で、隣の文字ばかり打ってなかなか進まない。だからより素っ気なく短い文になる、便利ではあるが、より注意を要する代物である。


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