“家の庭で鈴なりとなったキンカンの実は大きかった。収穫したらスーパーの大きなレジ袋いっぱいになった。私はキンカン独特のえぐみが苦手で、食べても一日に二個がせいぜい。それをおやつにするなんて程遠い。でもせっかくなので利用できないかと考えていたら、娘が「ジャムなんか、どうかな」と言った。私は「うーん、まあ作ってみたら」と応じ、半信半疑ながら娘に全てを任せることにした。
湯むきして種を取りミキサーで細かくし、蜂蜜を加えて煮込んだ。すると、えぐみは消え、程よい酸味と甘さになった。ヨーグルトに混ぜたりパンに塗ったりして食べた。美味だった。チャレンジして良かった。”(2月18日付け中日新聞)
愛知県蒲郡市の主婦・明石さん(69)の投稿文です。ジャム作りは主婦の楽しみなのか、苦労なのか。ボクが妻を見ている限り楽しみの気がする。妻は苺、柿、柚でジャム作りをしている。キンカンはわが家にないので、作っていない。そして、明石さんと同じようにパンに塗ったり、ヨーグルトに入れている。
先日知人から八朔の手作りジャムをもらった。妻は美味しいと言って食べていた。人から貰ったものは、自分で作ったもの以上に美味いらしい。ホテルなど据え膳が何よりという。と言うことは、やはりジャム作りも苦労なのだろう。ボクにはヨーグルトに入れて出してくれるが、もっと感謝しなければいけないのだ。