寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3325話) 心すっきり

2022年05月29日 | 行動

 “近所でごみを拾うという新しい趣味ができました。散歩中、落ちている菓子袋を見つけ、拾うべきかどうかと迷いましたが、そのまま通り過ぎてしまいました。「汚いものには触りたくない」「前の家の人がきっと拾うだろう」-。そう考えたのです。翌日、その場所を通りかかったところ、袋はそのままでした。「私が拾わなければ、このままだ」とようやく気付きました。それからです。ごみを道端で見つけては家に持ち帰るようにしています。
 最近は軍手をはめ、ごみ袋を手にして出掛けています。拾っているうちに心がすっきりしてくるから不思議です。われながら良い趣味だと思っています。”(5月7日付け中日新聞)

 愛知県小牧市のパート・酒井(女・43)の投稿文です。ごみ拾いを趣味と言われるとは、なかなかこうは言えないものです。どれも道路のごみです。「私が拾わなければ、このままだ」と気づかれました。誰かがするだろうという、気づいてもそのままにしてしまいがちです。人を当てにしない考え方です。立派です。
 と言うよりごみを捨てる方が問題です。ボクの家の道路を挟んで反対側にコンビニがあります。ボクに家の周りに飛んできたごみを拾うのがボクの日課になっています。そこに捨てればボクの家に飛んでくるのは誰にも分かることでしょう。誰に迷惑をかけるかそれも分かっています。捨てる人、拾う人、この違いはどこから生まれるのでしょう。


コメントを投稿