寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第3324話) 弱いロボット

2022年05月27日 | 意見

 “「弱いロボット」の研究に賛成です。高性能なロボットはすごく便利で、人はたよりすぎてしまい、毎日をだらだらと過ごすようになってしまうかもしれません。私はだらだらと過ごしたくはないし、運動不足にもなりたくないです。
 弱いロボットは全てをしてくれるのではなく、たとえばごみが落ちていたら、知らせてくれるだけです。ごみは人が拾わないといけません。自分でごみを拾うと、その場所がきれいになります。このような弱いロボットなら人のためになります。
 ロボットにたよりすぎないようにしたいです。どうしてもこまったことがあったら、お母さんに聞いたり、友達に助けてもらったりしたいです。便利すぎるのは自分のためにならないので、弱いロボットの研究に賛成です。”(4月28日付け中日新聞)

 愛知県新城市の小学6年生・時原さん(女)の投稿文です。高性能になれなればなるほどいいと思うのが普通ですが、それを適当なところでいいとは面白い意見です。人間便利さを追い求めます。いろいろな便利さがありますが、今までしていたことを機械等に任せばその分人間の能力は衰えます。過酷であったものの代替えは助かりますが、歩くことを車に任せば歩く能力は衰え、力仕事を機械に任せば体力は衰えます。必要以上に楽にしたら、その分他で補わなければいけなくなります。その一つがウォーキングや筋トレに励むことです。昔はそれを生活の中で必要なこととしてしてきたことです。こう考えると何が豊かさか分からなくなります。時原さんの意見は人間の限りない欲望に対する警鐘でしょうか。小学6年生です。いろいろ考えながら進んで下さい。


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