どんぐりころころ

絵と工作の教室「どんぐり工房」
些細なこと
でも忘れたくないこと

土粘土へのこだわり3(金曜 小学生クラス)

2010-06-18 23:42:22 | どんぐり日記

のぞみ幼稚園の金曜午後の園庭は、元気な声とホイッスルの音で賑やかです。

サッカーの日なんです

年長さんのクラス対抗が終わると小学生の時間です。

夕方に聞こえる音はホイッスルから鋭いシュートの音に変わります。

 

一年に一度だけその音の響かない金曜日があります。(休みの日は除きますよ)

それが今日。

昨日から今日にかけて、年長さんのビッグイベント「お泊まり会」がありました。

そして子どもも先生方も帰った幼稚園はシ~~ン

そんな誰もいない幼稚園のピロティで土粘土制作をするのがここ数年恒例になってきました。

 

今日も粘土、盛り上がりました。

子「年に1回じゃいやだ」(同感)

私「サッカーがない日しかピロティ使えないから仕方ないの」

子「部屋でやればいいじゃん」

私「土だらけになって掃除が大変だからダメ!専用の部屋が欲しいねぇ」

子「借りればいいじゃん」

私「借りるお金ないよぉ」

子「先生の家でやればいいじゃん」

子「だめだよ、先生んち狭いもん」(確かに

・・・先生はみんながこんなに粘土好きになってくれて嬉しいよぉ

 

もよく動いて楽しい一日でした

「庭付き家」 右上がベッドルーム

「アヒル」壺の水飲んでます

「お茶」湯気の表現は天才的

 

「ナマズに食べられたぁ」

「電車のつり革」目の付け所が違います

 

そして卒業生が遊びに来てくれました。

中学生には「彫刻入門   手」

 

この土粘土、本当に本当に魅力満載なのですが、ひとつ欠点があります。

片付けと管理が大変なこと。

粘土だらけの道具、テーブル、床

掃除に普段の3倍の時間とエネルギーを使います。

そして、粘土をちょうどいい硬さに練り直してきちんと密閉して保管しておかないと1年後にはガチガチに硬くなってしまいます。

その粘土こねにフルマラソンくらいの体力を使います。 (ちと大げさ

そして最後の力を振り絞って重い重い粘土を運びます。

 

ヘトヘト

いつまで続けられるかなぁ

 

 

 

 


土粘土へのこだわり2(水曜 小学生クラス)

2010-06-17 20:08:37 | どんぐり日記

が粘土だらけになって、途中で何か他のことをしようと思うたびに洗わなくてはならない

ねずみ色で綺麗じゃない

せっかく作ってもすぐ壊されちゃう

 

ぱっと見に「土粘土」はテンション上がらないんです

でも、なんとなく粘土触っているうちに色々な形ができて、

やっぱりこうかな?いや、こっちの方がいいかな?

というやり直しが簡単にできて、どんどん粘土のとりこになっていきます。

ふざけたもの作ったってすぐ「なんちゃって」って直せるし、又逆にすばらしい作品も最後にはホラーものに変身したり・・・

遊べるんです

どんぐり工房では、その変幻自在な魅力にとりつかれている子たちは多いです。

1年に1回の企画ですが、とても楽しみにしている子が数人います。

 

ということで、今年の小学生クラスはどういうストーリー展開になるか・・・

パフェ

ワニ&カバ

ペガサス

そして変顔

ちょっと幼稚園クラスの「スカイツリー」に触発されて・・・

後ろに見える園芸用支柱(幼稚園のです)ちょっと拝借・・・ちゃんと洗って返しますから

お陰でしっかりした高~いタワーの完成

 


土粘土へのこだわり(幼稚園クラス)

2010-06-17 17:15:57 | どんぐり日記

「版画」と「粘土」と「からくりおもちゃ」が大好きです。

中でも土粘土が一番好きな気がします。

「土粘土」は天然素材です。

粘土屋さんとか画材屋さんで買ってきますが、どこかの工場で何かと何かを混ぜ合わせて作ったものではありません。

その産地によって、あるいは地層によって塑像用に使われたり焼き物に使われたりします。

そして、彫刻家や陶芸家は自分の好みの粘土を探すのです。

私の恩師である彫刻家千野茂先生は「瀬戸の土が好きなのだがもうたくさん採れなくなってしまって困ったなぁ」と嘆いていらしたのをよく覚えています。

私?私はそこまでこだわっていません。

ただ、よく教材に使われている油粘土とか小麦粘土とか紙粘土などとはまったく違うってことだけはわかるし、みんなにもわかってもらいたい

 

可塑性に優れているんです。

簡単に言うなら、取ったり貼りつけたりが簡単にできるってこと。

細かいものも作れるし、大きなものも作れるし、何でもできる。

どんどん高いタワーにしていきます。スカイツリーだぁ

やったぁ自立した(中に短い芯材が数本入ってます)

こちらは横に長く長く・・・ヘビだよ

リボンをつけた頭が真ん中にあるでしょ

 

以上年長さんの制作。

年中・少さんも楽しく制作したのですが、一緒に遊んじゃって・・・撮れなかったごめんね

 

 

彫刻作品についての豆知識

「ロダンの考える人」ご存知ですよね。

あれも、この土粘土で制作してあります。

粘土作品を型取りして、ブロンズを流し込むというやり方。

ブロンス作品や石膏作品の原型はみんなこの粘土で作られています。

ついでにミケランジェロの「ダビデ像」なんかは大理石でできているので彫ったものです。

ジャコメッティーなんかの金属作品は溶接です。

 

どんぐり工房、役に立つでしょ

 

 

 

 

 


シルクスクリーン摺り(水曜 幼稚園クラス)

2010-06-13 17:34:16 | どんぐり日記

水曜幼稚園クラスは年長さん2人、年中さん3人の計5人。

ママと一緒にシルクスクリーンを制作しました。

絵はめっちゃかわいくて、幼稚園クラスには難しすぎるのではないかと迷いがあったけれど、やってよかったぁ

 

「父の日のプレゼントにするんだ」と大きなTシャツにプリントしたり、小さなパンツにプリントしたり・・・

とにかく何にプリントしても か わ い い 

残念ながら、忙しくて作品の写真は撮れなかったのだけれど、練習用のTシャツにプリントしたものが残っていました。見て見て