クリ栗くり

さっちゃんが、ここ数ヶ月の間、よく「おなかがいたい」と、言っているのですが
なにせ、こちらが制限しなければならないほどよく食べるし
よく喋るし、よく笑うし、よく動くものだから
急いで病院へ行くほど深刻な状態ではないと思い、暫く様子を見ていたのですが
昨日は施設から帰ってきても、何度も「おなかいたい」を繰り返し
「明日、病院に行ってみるかい？」
と、尋ねると
「うん」
と、真剣な顔で答えたので、これは、どうやら本当に痛いらしいということで
今朝、施設へ行く前に、病院へ連れて行くことにしました。

さっちゃんが普段お世話になっている病院は
お医者さまも、看護師さんも、受付のおねえさんたちにいたるまで
おっとりと優しい雰囲気の方々ばかりで
多分、性格の悪い人がスタッフとして入ったら
居心地が悪くて、数ヶ月ともたないだろうと思うようなところで
しかも、施設とは歩いて10分ほどの場所にあるので、通院にもとても便利。

さっちゃんも、この病院の穏やかな空気を感じるらしく
待合室では、よく眠くなるようです。
時々、あまりにも眠りが深すぎて
受付のおねえさんを心配させてしまうほどです。

さて、お名前を呼ばれて、診察室に入り
聴診器を当てるために、服を軽くまくりあげると
お医者さまが優しい声でこう言います。
「はい、大きく息を吸って」

すーーー。

「ゆっくり吐いて」

はーーー。

相変わらず、きちんと「すーはー」するのは
お医者さまと看護師さんと私の３人だけで
当のさっちゃんは、聴診器を当てられたまま、にこにこ笑うばかり。
血圧を計るときも、にこにこと、何故か嬉しそう。

なんか変だな。

次に、診察台に横になり、触診です。
さっちゃんのお腹を、お医者さまの手が優しく押すと
くすぐったいのか、さっちゃんはくすくすと笑ってしまいました。

なんか変だな。

お医者さまの診断では、取り敢えず異常なし。
最近、胃腸で悪さをするタイプの風邪が流行っているらしいのですが
今のところは、その風邪の心配はないようです。

やっぱり。
もしかして、さっちゃんの病気の名前は、あまえんぼ病かな？
でも、さっちゃんが「いたい」と訴えている場所は、胃の辺りなので
まさかと思うけど、ストレスとかじゃないよね？と思いつつ
整腸剤や胃のお薬をもらっておしまい。

さっちゃんを施設へ送り届けたのは10：00頃だったのですが
施設長さんに、今日はラーメンだからお昼を食べて行きませんかと言われ
随分心が揺さぶられたものの、今回はご遠慮して
施設の近くにある、パン屋さんへと（いそいそ）向かいました。
ごめんね、施設長。
「とんこつラーメン」にも激しくそそられたけれど、今日はパンモードだったの。

では、こちらは、秋の新商品「くりやまさん」(￥168)

この、さくらももこ的な、とぼけた顔が
数秒後にはハンニバル・レクター博士もビビるような展開に…。
中のマロンクリームがちょっと甘過ぎるかも。
ブランデーも、私には強いような気がするけれど
さっちゃんはイケるはずだ。

こちらは、「栗よもぎあんパン」(￥150)

焼き立てを購入することができたので、パンに歯がめり込むほど柔らか～い♪
その柔らかいパンで、しっとりとした甘い粒あんを包み、上にはクリがちら見え。
甘味も強くなく、非常に私好みのパンでした。

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ところで、本宮ひろ志の『俺の空　刑事編』が実写ドラマになるそうですが
出演人物がピンとこない人ばかり。
あれを実写化するなら、もっと先にするべき作品があるだろう！
銀次郎はどうしたんだ！銀次郎は！！