吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

独り我慢大会

2020-12-21 23:33:00 | 日記
昨日の日曜日の午後、家族でGEOに行ったときのこと。

ホラー、ドラマ、サスペンスなど、5本ほどのDVDを選び終わった頃
下腹部になんの前触れもなく急に訪れたイヤな感覚。

とうして急に。

手に持ったDVDは、まだ会計前。

会計を済ませてからトイレへ行くか。
未会計のDVDを一旦旦那さまに預けてトイレへ行くか。

数秒迷う間に押し寄せる焦燥感。

私は急いで別のコーナーでDVDを選んでいる旦那さまを探すことにしました。

ここにもいない。
ここにもいない。

どこにもいない。

やけに広く感じる店内。

やっと旦那さまを見つけた時、私は数年ぶりに会う恋人に駆け寄る勢い・・・
いや、実際そんな場面は、これまでの人生の中に一度たりとも無かったけれども。

シチュエーション的には、まあそんな感じな勢いで走り寄り

「ちょっとトイレに行ってくるから、コレ持ってて」
と、DVDを渡そうとしました。

しかし、残念ながら、旦那さまは「察する」という感覚が非常に鈍い。

押し付けられたDVDに戸惑いながら
「ああ?」
と、間の抜けた声を上げたため、近くでDVDを物色していた男性がこちらを振り返りました。

「トイレに行ってくるから!」

私はややキレ気味に言い残してトイレに向かいました。

そして私は、トイレのドアを開けた時、その光景に愕然としました。

な、並んでるっ!!

忌々しい新型コロナウイルスのせいで、外出が制限されている日曜日の夕方
おうち時間をDVDを眺めて過ごそうとGEOを訪れる人は、私が思っていたよりも多いらしい。

終わった・・・。

私は絶望的な気持ちで目を閉じました。

こんな時に気持ちを紛らわせてくれる『あさるのかごや』も、とっくに何処かへ行ってしまった。

私は意識を下っ腹に集中して、ひたすら耐えました。

ただただ、待ちました。

悶絶の数分間が経過し、ようやく個室から先客が出てくると
私は空いた個室に雪崩れ込みました。

苦しみの後に訪れた安らぎ。

時間にしてみたら、ほんの数分のことなのに
物凄く長く感じた「独り我慢大会」でした。










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