今日もオニだよ

今日は自宅で豆まきをしました。

このところ帰宅時間が遅く、寝る時間も遅く
やや睡眠不足で、念のために栄誉ドリンクなんか飲んだりしてますが
やっぱり、恵方巻きは自分で巻いてしまいました。
だって、自分の好きな具だけを巻けるんだもん。

さて。今日の夕方、お仕事を終えて帰宅してから。
私は、後片付けや食事の準備もしてそこそこに
赤い全身タイツを履いて、オニのパンツを履き、オニの角のカチューシャをつけて

さっちゃんが、「HEARTさん」の職員さんに送られて来るのを、いまか、いまかと待っていました。


ピンポン♪

ドアチャイムが鳴ると、私はオニのお面を顔に当て、さっちゃんの背の高さに合わせた身体を屈めて
玄関のドアを静かに開けました。

「うわ！」

小さく叫び声をあげたのは、さっちゃんを送ってきた若い男性の職員さんです。
目を丸くして、口に手を当て
「びっくりしたぁ」
と、小さな声で、息を吐き出すように言いました。

「すみません、今日はオニなもんで」

さっちゃんは、そう答える私の顔をちらっと見るなり、全く気付いていないかのように
すっと私の脇をすり抜けて、部屋の奥へ行ってしまいました。

私が驚かせたかったのは、さっちゃんなのにぃ。