キスマーク

今日、利用者さんに仮眠を取ってもらうために、お部屋のベッドに横になって頂きました。
利用者さんと少しお喋りをしながら、ベッドの高さやコールボタンの位置
センサーマット （利用者さんが目を覚まして、ベッドから床に足を下ろすとセンサーが鳴る）のスイッチを確認して
「では、これで失礼します」
と、ドアに向かおうと振り返ったら

目の前に、壁がありました、

バン！という音と共に、私は壁に顔面を強打し、清潔そうな白い壁には、セクシーなキスマークが。

「どうしたの？」

心配そうにベッドから起き上がろうとする利用者さんに
「すみません、大丈夫です」
と、言いながら、自分が今の衝撃で鼻血を出したのではないかと、指先で鼻の下に触れて確認しました

無事。らしい。

安心して顔を上げると、目の前の清潔そうな白い壁に、キスマークが。
こんなに綺麗にキスマークがつくのかというほど、くっきりとした、鮮やかなキスマーク。

無事。じゃない。

「あら、壁がちょっと汚れているので、拭いておきますね」
などと言いながら、「汚れ」つまり、己の唇の痕跡を、ウエットティッシュでごしごしと拭き取ったのでした。

この間の、たんこぶ事件といい、どうやらかなり反射神経が鈍くなり、反射神経が衰えてきたらしい。

老化か・・・？