ご飯食べた？

今日は、ルーシーと会う約束をしていたので
たまに、さっちゃんも一緒にご飯を食べようかということで
ルーシーの同僚の妹さんがやっているという喫茶店で、お夕飯をたべることにしました。

さっちゃんとルーシーはナポリタン、私は海老ドリアを食べて
お仕事を終えた旦那さまがさっちゃんを迎えに来て、ルーシーと私はミロンガへ。
ミロンガは、言うまでもなくアルゼンチンタンゴのダンスパーティです。

私がルーシーとお喋りをしたり、踊ったりしている頃
私のバッグの中で、私のスマホが一人寂しくマナーモードで震えていたようです。

連絡をしてき相手は、旦那さま。

『さとみ、ご飯食べた？』

さっちゃんが、夕食を済ませたのかという、確認のメールでした。

確認するまでもなく、前日の夜、旦那さまに
「明日はルーシーとさとみと私でご飯を食べるから、夕方さとみを迎えに来て」
そう、ちゃーんと伝えておいたんだけどな。

私は、必要なことは旦那さまにきちんと伝えてあるので
ミロンガの最中に、こまめにスマホのチェックなんかしません。

旦那さまの確認メールは、私に確認さらることなく放置され
さっちゃんが食事を済ませたのかどうか分からない旦那さまは、さっちゃん本人に聞きました。

「晩ごはん食べた？」

みなさん、さっちゃんがなんと答えたか、既にお分かりですね。
はい、では一斉に言いましょう。

　　　「たべてない」

こうしてさっちゃんは、本日２度目のお夕食として、タンメンをゲットしたそうです。

この話を聞いたルーシーは、大ウケ。
「さっちゃん、可愛い！」
「ちっとも可愛くないよ！
　うそつきの、ズルすけの、食いしん坊だよ！？」
私が反論しても、ルーシーは楽しそうに笑うばかりなのでした。