Kissy Blog 観戦王に俺はなる!

夢見る頃を過ぎても・・・・・

2024/12/11

2024-12-11 20:28:03 | 読書
「享徳の乱」 中世東国の三十年戦争  著作/峰岸純夫 講談社選書メチエ 


2024/11/15

2024-11-15 13:08:19 | 読書
「青空の憂鬱」 -ゴッホの全足跡を辿る旅- 著作/吉屋 敬  評論社


2024/10/25

2024-10-25 18:57:44 | 読書
「ゲームの王国」下  著者/小川哲  早川書房




上巻からこの下巻へ
読者は戸惑うと思う
設定がポルポト時代から一気に現代飛ぶ・・

しかも話がおかしな展開へ
作者もストーリーを締めにかかる契機を失ったのか
読み通すの厳しかった


2024/10/17 楽園のカンヴァス

2024-10-17 10:55:57 | 読書
「楽園のカンヴァス」  著作/原田マハ 新潮文庫

最近はまっている山田五郎さんの絵画開設のユーチューブで取り上げられたアンリ・ルソー
その絵画の謎を題材にした物語としてこの「楽園のカンヴァス」が紹介されてた
・・ので






主人公の早川織絵は倉敷の大原美術館に勤める監視員(学芸員とかじゃない)
住んでる所は庭瀬の実家すまいときてる

でお隣さんが難波さん 

時々出てくる岡山弁がまず私の興味を引いた

流石に原田マハさん岡山で青春期を過ごしただけの事がある

織絵の後輩優梨子さんの会話
「早川さん、岡山弁をはなされんけえ。綺麗な標準語じゃから東京の人じゃねえん? って向田さんが言うとられた・・・」
「日本じゃのうて、どけぇおられたんですか?」

・・・は序章で
話しは1983年のスイスのバーゼルに跳ぶ
そしてMoMAの副キュレーター ティム・ブラウンの語りになる

ティム・ブラウンが
そこバーゼルで依頼されたことはアンリ・ルソーの作「夢をみた」の真贋鑑定(MoMAには「夢」という同じ構図の作品がある)

「夢をみた」の謎
裏で蠢く組織
誰がみかたで誰が敵なのか
「夢をみた」の真贋は・・・

絵の本質とは取引されることの是非 価値とはなに?って問いかけが
謎解きの奥に流れている 

2024/9/26

2024-09-26 20:16:54 | 読書
「ゲームの王国」(上) 著作/小川哲 早川書房

カンボジア シハヌーク殿下 ロン・ノル クメール・ルージュ
ポル・ポト キリングフィールド 同時代を生きた訳だけど権力の移行は理解していても
草の根の農村の事情迄は想像さえ出来ない訳だけど
その地をはうような話を組み上げてるのがこの「ゲームの王国」
この小川哲さんの小説 いつも不思議に思うのが何か下書きにした事実/手記の様な物が存在するのか?存在しないなら全て想像って言うのは本当に凄いことだ
この本を読めば分かるけどこれ程詳細に書ける物かと不思議に思う





2024/9/5

2024-09-05 15:46:43 | 読書
「地図と拳」 小川哲/著 集英社

1899年夏〜1955年春まで半世紀にわたる満州に起こった出来事の年代記
年ごとに多くの「時代に生きる」人たちが登場し消えていく・・・
ただ一人最初から最後まで登場するのは細川という人物・・この人物は自分語りしないので・・最後まで詳細は分からず
地べたを這いずる様な切り口の物語は五味川順平氏の「人間の条件」があるがまさにそれに匹敵する様な大作であり読み応えがある傑作だと思う
ただ五味川順平氏はほぼ同時代人でその眼で見た事聴いた事を小説にしたわけだけど
小川哲さんは1986年生まれ 何かの元ネタがあるのかあの時代に生きた方の手記とかが残っていたのか凄く気になった
それと物語に登場する地名「ハルピン」「奉天」などは地図で確認できるけど旧名「李家鎮」名称変更して「仙桃城」がどこかかも示されない
「鶏冠山の東」とあるがそこは読者の創造にゆだねているのだろうか
読者の創造に役立つような挿絵も簡易的な地図など一切ないのはある意味清々しいかも知れない
しかし物語として引き込まれるその内容は見事としか思えない
名作だと思う



2024/6/21

2024-06-21 17:35:26 | 読書
「ヨモツイクサ」 知念実希人 双葉社

神隠しの森の伝説 が現在によみがえる
物語は激しく展開していく
黄泉の森の支配者・・1トン近いヒグマ はあっさり殺され それを殺した新生物(ヨムツイクサ
が居るのでは・・・と
遺伝の水平方向への伝播・・記憶の遺伝・・等 もう自在に展開していく





2024/3/28

2024-03-28 20:37:47 | 読書


「仮面病棟」 著/知念実希人  実業の日本社

 「夢幻のi」読んで以降少し嵌っている知念実希人氏の推理もの
 療養型病院に押し入った強盗犯と対峙しながらその病院に隠された秘密を解き明かす派遣医の話し
 
 
 

2024/3/21

2024-03-21 21:36:11 | 読書
「飢餓と戦争の戦国を行く」  著/藤木久志 吉川弘文館


 中世日本の飢饉のデータベースと記録に残っている歴史書を対比している
 まさに大衆の歴史・・・



2024/3/21

2024-03-21 12:10:10 | 読書
「ムゲンのi」 下 著/知念実希人  双葉文庫

 沖縄の霊媒師ユタの血をひく 識名愛衣が永遠に眠りにつく奇病イレスの患者の「夢幻の世界」に飛び込み患者の魂(マブイ)を救い出す(マブイグミ)話し
 上巻で2人までマブイグミに成功した愛衣だが3人目のマブイグミでこの病院に入院したイレス患者4人が関連していることに気付く
 イレス患者4人のマブイを吸いだした(サーダカンマリしたの)のは誰なのか・・・・現実社会で起きている連続猟奇殺人との関連は・・・
 

 私にも夢幻の世界で不思議な体験をしたことがある
 おばあちゃん子だった私が祖母を亡くして10年ほど経った頃
 夢の中におばあちゃんが出てきて静かに微笑んでた事があった
 写真の様に鮮やかで顔のしわ一つ一つが正確で手を延ばせば触れられそうだった
 「あっ おばあちゃんだ」 と懐かしい気持ちになったと同時に
 「これは夢なんだなぁ〜 これほど正確に覚えていたんだ」
 「しかしこの夢が終わるともう二度とおばあちゃん現れてくれないんだろうな〜 夢は記憶の選択と消去を担ってるって聞いた事がある」
 ・・・・もう二度と会えない そんな感覚にとらわれその喪失感にボロボロに泣きながら目覚めた事があった。
 
 事実その後おばあちゃんは私のククルになって記憶の底で見守ってくれてるみたいで
 夢に出てくることはないけどなんだか吹っ切れた様な気持ちになった事を覚えてる。




  
 
 
 

2024/3/11

2024-03-12 00:16:19 | 読書
「ムゲンのi」(上) 著/知念実希人 双葉文庫


現実のシリアル殺人事件と神経内科に勤める識名愛衣が眠りから覚めない謎の奇病「イレス」の患者の意識の底に潜り込みその病魔から救う話が交錯する・・・そんな話し
「ムゲンのi」 は「夢幻の愛衣」なんだね・・・

その愛衣さんは祖母が沖縄のユタ(霊媒者)で患者のマブイ(魂)をマブイグミ(救う事)が出来たという設定



2024/2/28

2024-02-28 12:11:59 | 読書
百姓から見た戦国大名  著作/黒田基樹 ちくま新書

村の出来事の記載のある古文書を丁寧に拾ってそこから見えてくる当時の状況を解説している
村(百姓)と上部構造/領主/戦国大名の係わりが室町から戦国そして秀吉による武力統一でどう変わったか
が古文書を読み解いて解説している

ここ(村の紛争)に関する古文書は多少あっても
さすがに村の生活に関する古文書はないみたいで
飢饉が慢性化していて飢餓が常態化していた のは事実だろうが
百姓の生活実態みたいなものはどうにかして解明できないのだろうか・・・


2024/2/23

2024-02-23 20:07:07 | 読書
宇喜多直家・秀家  西国進発の魁とならん 渡邊大門/著 ミネルヴァ書房

戦国大名の宇喜多の一次資料に基づいた解説本
浦上家との関連や秀吉に取り立てられた秀家の状況と統治下の備前美作の状況
が詳しい

浦上との関連は従属というより備前国人を統率する主要国人の立場
更に秀家の代になっても宇喜多家臣団の形成が遅れ独自性を保ったままで関ヶ原を迎えているとのこと


202482/21

2024-02-21 13:21:39 | 読書
「備前 浦上氏」  渡邊大門/著 戎光祥出版



題名と違って
「播磨 浦上氏」が正しいのでは
浦上氏に関してはほぼ播磨での活躍か 著作の残り20%ほどが備前 宗景時代かこれは浦上氏のほぼ終焉時期

2024/2/17

2024-02-17 18:04:45 | 読書
サピエンス全史 追加

この上下巻の人類史本をこの下巻まで読み進めた人少ないのでは
この作家豊富な知識で話を進めるがかなり内容がまどろこしい!

そしてこの命題に行きつくんだろうな
AIの中に人の感情さえ飲み込んで宇宙に旅立つ超ホモサピエンスを描いている