玉兎堂

羊蹄山とニセコに囲まれた四季折々の生活

お彼岸に思う

2010-03-21 22:13:12 | 季節のなかの暮らし
今日、
北海道では今シーズン初めての黄砂が確認されたそうです。

10年前くらいの今時期に、黄砂が大量に渡来して、
ニセコの山が茶黄色くなったことがありました。

当時、
もみちゃんがニセコモイワレーシングに参加していたので、
わたくしは毎日毎日、スキー場まで送迎していました。
白い雪の上に黄砂が降ってゲレンデが汚くなり、
がっかりしたことを憶えています。













お彼岸の中日には毎年、
梅月さんからお饅頭と牡丹餅が届きます。

春は「牡丹餅」で、秋は「お萩」だそうです。









いつ頃からだったか、確かな時期は覚えていませんが、
春と秋のお彼岸の頃になると決まって
体調を崩していました。

風邪じゃないのだけれど、微熱が出て、
気だるい日々が続いてました。












玄侑宗久さんの『自燈明』(三笠書房・2006/03)に、
「リラックスと緊張を両立させる効果」という記述があります。


この中で、

彼岸とは、冬という最も大きな「陰」と、
夏という最も大きな「陽」が交差する時だから、
人間の体も最大限に開く。
だから、
このときに良いものも病も体に入りやすい状態になると
中国人は考えた。

という内容が書かれています。


この文章を読んだとき、
思わず膝を叩きましたわ、ワタシ。


そうか、お彼岸の頃になると調子が悪くなるのは、
このためだったんね。


以来、
お彼岸が近づくと体を調えて、
次の季節に備えるようになりました。