先週、初めてのお客様との会話で。
「炊飯器はどんなのをお使いですか?IH圧力とか?」
「かなり高い、何とか釜を使ったのを」
「普段は、洗ったら、スイッチポンですか?」
「そうですね」
「40分以上かかりますか?」
「そうですね、それくらい。」
「他のモードは試しましたか?」
「そうそう、極みとか、なんとかいうやつ。すごい時間がかかった。」
今の、炊飯器のマニュアルは、ただ、モードを羅列して、
多少の注意点を記載して、そして、炊飯時間の目安を一覧表にしているだけ。
ということで、上記の会話に若干の説明を加えますと、
1.
最新の、10万円もする高級炊飯器は、型落ちを狙えば、お安く買える (^_^)
勿論、最新式を購入いただければ、日本の景気回復に一役買えます (^_^)
まぁ、1年・2年で、素晴らしいうたい文句の炊飯器が、すぐにお安くなるわけですから。
2.
どこの炊飯器がいいかって?
えっと、どこのは、やめておいた方がいい、とは言えます。
どのメーカーかって?
それは、ここでは、ちょっと。業務妨害なんとやらになっても・・・
3.
ここ10年くらいの、IHとかIH圧力ならば、
お米を洗って、スイッチポン!
あとはお任せで、40分くらい。
昔は、「1時間水に漬けて」と言っていました。
この1時間はどこにいったでしょう?
正解は、上述の「40分」に潜んでいます(^_^)
自分でガスの調節をする昔の炊き方なら、炊飯時間は20分弱です。
実際、今の業務用ガス釜は、18分くらいかな。
ということで、今の電気炊飯器は、
最初の約20分は、お米に水をしみ込ませる、
(あるメーカーでは、これを「前炊き機能」と呼んでいました)
そのための時間に使っています。
すぐに、沸点まで温度を上げずに、40~50度で温度を20分くらいキープ、
ここで、水がしみこみます。
でも、本当は、冷たい水にゆっくり浸せた方が、中心まで吸水するんですが。
4.
極み炊き、とか、匠炊き、とかっていうの。
時間がかかります。
ここまで読めば、なんとなくわかるでしょうか?
そうです、先ほどの「前炊き」をしないんです。
つまりは、
昔の主婦がごく普通にやっていた炊飯方法に、
御大層なネーミングをつけて、
「さもすごい」と思わせる。
まぁ、こんなもんかと (^_^)