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2009年12月30日 | てくてくのまいにち
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たまってるネタ第一段:冬至のご開帳!高山不動尊

2009年12月30日 | てくてくのまいにち
ここ最近仏像ブームだと言いますが、コンビニに仏像の本が売っているのを見たときには時代は変わったと思いました。
「東京近郊仏像めぐり‐日帰りで行ける観仏ガイド‐」という雑誌だったのでしっかり購入しました。
本を参考に訪れたのは飯能からに西に行った吾野の山中にある高山不動尊、常楽院。



冬至の1日だけ開帳される五大明王のひとりの軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)が安置されています。
飯能から1時間に2本の秩父線に乗り換え吾野駅からこの日のみ出ているバスで狭い山道を20分ほど。
開帳時間は数時間もないようで、悪天候の場合は冬至でも開帳しないという、東京の都会暮らしでどこにでもすぐ行ける、いつでも開いてるという事が当たり前ではないと考えさせられるアクセス環境です。
バスを降りて15分ほど山道を歩きお寺の膝元に到着。そこから百数十段の急な階段を登ってやっと境内に。

↑上がるのを拒否するような急な石階段。
「昔の人は安全な階段を作る技術、意識がなかった」で済ませてしまっては昔の人を馬鹿にしすぎです。危険な階段にした何かしらの意思を感じましたが・・。


いつ開帳されるのか心配だったので早めにお寺に到着。今年一番の冷え込みの中1時間ほど待っていると下のほうから法螺貝が鳴り響いてお坊さん達が階段を登ってきます。本堂へ上がって護摩焚きが行われます。
護摩焚きが終わってふと気付くと人がいなくなってます。みんなさっさと帰ってしまったのかと思ったら本堂の裏からまたさらに急な階段を上がったところに軍荼利明王が安置されていました。
2mを超える立像でお顔の彫りが深く奥行きがあって獣のような顔つきをしておられました。

造像年代は平安時代。当時の首都から遠く離れた関東東北の仏像は京都の洗練された仏像に対し、現地信仰されてきた神のようなイメージと混ざって荒々しい力強さがあってとても魅力的です。


↑山々を背景に銀杏の霊木を。登り登りで気づいたらいつの間にか高い所にいました。

来年は奈良遷都1300年記念祭があって普段拝観できない仏像が続々と開帳されるようです。久しぶりに古都仏像めぐりをしたいなあ。
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