東京都指定障害福祉サービス事業者LLCてくてくゆかりのブログ

東京都指定障害福祉事業者LLCてくてくのスタッフや周辺の人々が週変わりで語るブログです。

『介護労働を生きる』

2009年04月22日 | てくてくのまいにち
4月会報にも掲載しました
てくてくからのおすすめ本の紹介です!

白崎朝子
『介護労働を生きる~公務員ヘルパーから派遣ヘルパーの22年』
現代書館

てくてくの会報『てくてくのまいにち』へも
毎号イラストを寄せていただいている佐々木彩さん本業の日本画が
表紙になっています。
当事者だから書ける白崎さんの力のこもった文に引き込まれます。


著者である白崎朝子さんよりメッセージを頂いています。
以下、白崎さんより。

「介護労働を生きる」刊行のお知らせとお願い

障がい者ヘルパーである佐々木彩さんの素晴らしい絵を産着にした拙著
「介護労働を生きる~公務員ヘルパーから派遣ヘルパーの22年」(現代書館刊行)
がお陰様で4月3日に出版の運びとなりました。
グッドウィル派遣ヘルパーの体験プラス、
コムスンに買収されニチイに移譲された凄まじいニチイのグループホームでの仲間との日々。
北海道から秋田、神奈川、伊豆、関西まで
介護保険施設や事業所で働いている介護現場の仲間の生の声を集め、
取材して歩いた約2年間でした。

無名の介護労働者の『声なき声』を紡いで、そこから私たち介護労働者が一番必要なものとは何かを、必死に考えました。

フリーターズフリーの杉田俊介さんの力強い応援文も頂きました。
『介護現場の暴力の渦中に飛びこむ著者の絶句とサバイブ自体が、この国の介護労働者たちへのエールになるだろう。
希望はあなたたちの中にある、と。』

今回、最低でも1700円以上になるハードカバーの製作費をかけながら、
担当編集者の小林律子さん(『季刊福祉労働』担当者)が
頑張って1600円+税金にしてくださいました。
貧乏な介護労働者の経済状況を思いやっての価格設定です。

一重に今回の単行本は介護労働現場の実態を世に問い改革を祈るものであり、
たとえ買って貰えなくてもしばらく「介護労働」という文字と
佐々木彩さんの美しく素晴らしい絵がいろいろな人の目に止まって欲しいと切に願っています。
1日でも長く平積みされる期間が続けばと祈っています。

福祉コーナーにひっそりと置かれるか、労働のコーナーに置かれるか、
書店のセンスもあるかと思いますが、本当は一般書コーナーにおいて欲しいです。
介護労働問題はすべての人の問題ですから…。

という訳で、図書館等へのリクエスト、ブログへのリンクなどお願い致します。
この本がきっかけとなり介護現場の実態に注目されることを祈っています。



桐田




コメント
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