死亡遊戯、あるいは北の宿から

性懲りもなくX3のバックライト復旧に挑む。
深夜、格闘すること3時間。



右上の黒い点は、ELシートが溶けた跡。
普通にはんだ付けすると溶けます…。

ここで二つの問題が発生。
一つは、液晶の一部表示落ち。
元のELシートはラミネートされて両面テープで固定されていた。
シート裏面のほぼ全面積にわたる接着部分を剥がすため、かなり無理してカッターの刃を差し込んだので、基盤の損傷があったかも知れない。
あるいは、基盤間を繋ぐコネクタを外した時に断線したか。
いずれにせよ、これは修復不能なので諦めるしかない。

もう一つは、異常な発熱。
ディスプレイ部分に触れただけでもかなり熱を感じる。
絶縁のためにシートを透明フィルムで包んだのだが、このままだとフィルムが燃える可能性がなくもない。

発熱の原因は何だろうか？
シートの絶縁が不十分で、液晶を覆う金属ケースへ漏電しているのか？
しかし電源を入れてすぐに熱が生じる点からすると、これは違うようだ。
説明書によると「シートの電極部分が短いと発熱する」とあるので、これが原因かも知れない。
切り出したシートは3.7×9.0㎝で、電極は短辺側。
面積辺りの比率で言えば極端に短い訳ではないが、絶対値が問題という事か。
だとすれば、電極を長辺側にしてもやはり発熱する可能性はあるが…。
とにかく、またELシートを調達しないといけない。

下手に未練を残すと、ずっとそれに振り回されるのだな。
…ああ、これは何かに似ているw