Dishes Are Burning ~燃ゆる皿~

宇宙、そこは最後のフロンティア。UFO時代のときめき飛行、動くなよ、弾が外れるから。

ひとときの想い

2015-11-16 21:44:39 | 日記
夕暮れ間際の美術館に

今更待つ人がいる訳でもなく

それでも行かずにいられない

あなたの残像を探しに


最初のフロアでご対面

拍子抜けする程呆気ない幕切れ

まるでもうお前は誰でもないと宣告するかのように

そこには二年という絶望的な隔たりが横たわる


赤と青の織りなす色彩にいつかの烈しさはなく

どこか穏やかな紫の空間

本を読む人は満ち足りたように

もう誰かを待つ事もなく

今は新しい幸せの中




ひととき

あなたがいた頃に想いは巡る

生きるに値したあの日々




美術館を出れば甘い余韻も醒めて

あとはただ希望の欠片もない現在が

容赦なく私を打ちのめす

青空は未だ遠く

2015-11-09 01:06:31 | 日記
何か書こうと思いながら、しかし書けずに半年近く経ってしまった。
時には物欲に身を任せて散財してみたりもするのだが、気分が晴れる事はない。

職場の環境一つを取ってみても、自分を取り巻く状況は最近急激に悪化している。
簡単に言えば、古株の専横に批判的な態度を示して吊るし上げをくっている状態だ。
異動してきた時には「ここが最後の職場」と腹を括ったつもりでいたのに、
今では一日も早い転勤、ただをそればかりを願う自分がいる。
私のできるささやかな復讐は、この職場に少しでも仕事しやすい環境を残す事位しかないが、
一旦吊るし上げられた以上、もうそれすら叶うまい…。


鬱屈した心を晴らす道程は、ますますゴールが遠のいていくように見える。
いつになったら青空の下へ辿り着けるのだろうか。
先の見えない旅の伴侶は、私には音楽だけのようだ。

そんな訳で、今週は県水彩画展を観に行ってくる。
(音楽ちゃうんかい)