Dishes Are Burning ~燃ゆる皿~

宇宙、そこは最後のフロンティア。UFO時代のときめき飛行、動くなよ、弾が外れるから。

法事が済んだら

2015-02-22 23:47:31 | 日記
父の四十九日も着実に近付いているが、準備が捗っている感覚は全くない。
というか、捗っていない。
訳もなくただ鬱々とする毎日が続く。
多分、四十九日が過ぎてもこんな時間が流れて行くような気がする。

こんな時はひたすら趣味に没頭して、束の間の安息を得たい。
楽器を弄ったり、武侠ドラマ鑑賞三昧とか、そんなの。
ネットで買い物しまくるのもいいかも知れない。
煩悩をフルに発揮して許される機会など、この時をおいて他にあろうか。



ところで、最近無性にあの人の近況を知りたくなったりする。
そういう煩悩はいらんのだがな…。

帰りの道が分からない

2015-02-06 22:39:32 | 日記
何とか父の初七日も終えたが、まだ当分は気を抜けそうにない。
年金やら貯金やら保険やら、その手の相続手続もこれからだし、四十九日の段取りもそろそろ着手しなければ。
葬儀の手配から金銭管理の後始末、法事の準備に納骨堂の権利購入まで、たった一人でやり遂げるのはなかなかに大変な事だ。
誰も手伝う人間はいないし。余計な口を挟む人間ならいるが…。

父が施設に入所した後も、ほぼ毎週面会に行っていたためか、あまり「父の不在」を感じる事はなかった。
特に病院に入院してからは、父の残り時間が限られていると分かっていたから、休日には面会に行くのを欠かさないようにしていた。
もしかしたら、その頃が私の人生の中で最も父との距離が近い時間だったかも知れない。

父が亡くなっても、家の中に大きな変化があった訳ではない。
私も仕事に復帰したし、すべては元の生活に戻っているはずだ。
しかし、あれ以来何かが変わってしまった。

世界がどこか色褪せてしまったような、喪失感とも虚無感ともつかない感覚。
空がよく晴れた日でさえ陽光は妙に寒々として、虚ろに時間だけが過ぎて行くような…。

時間が過ぎればいずれこの感覚も摩滅していくのだろうか。
そうでなければ、この虚ろさに終生耐える自信は私にはない。
帰りの道を見つけられない限りは。