Dishes Are Burning ~燃ゆる皿~

宇宙、そこは最後のフロンティア。UFO時代のときめき飛行、動くなよ、弾が外れるから。

脱線もまた楽し

2012-10-30 00:41:34 | 楽器
くだらない事を書いた後は鬱になるなあ…。
もっとも、このブログ全体がくだらない内容ばっかりだが。

今日「も」衝動買いの話題。

CAVジャパン BuruTta バイブレーションスピーカー BRT-G1




これは何かというと、設置した物を振動板として利用する、いわゆる振動式スピーカーという奴です。
そういえば、80年代半ばには既にこの方式のユニットが出回っていて、田舎の少年だった私は興味津々だったのを思い出す。あれはどこから出てたっけ?ダイヤトーンだったかなあ…。
この手のスピーカーは音質的な問題もあってか、長らく世間的には変わり種アイテム以上の認知は受けていなかった(と思う)。
しかしこの機種では、充電式バッテリーやBluetooth接続といったモバイル機器向けの現代的な機能を装備する事で、振動式スピーカーの新たな方向性を提示している。
ワイヤレス故に室内で使うにも使い勝手は良さそうだ。
モノラルで定位感がないし、そもそも音質を期待すべき物ではないのだが、音楽を流しながらデスクワークをするような用途ならこれでも事足りるだろう。
早速使ってみた。






…何か間違ってますか?

ヤマハが高級エレキギターにIRA(イニシャル・レスポンス・アクセラレーション)という処理を行っているのをご存知だろうか?
完成品のギターにある振動を与えて弾き込まれたのと同じ状態を作り、ギターの鳴りを良くするという技術である。
実は振動式スピーカーを用いてギターに振動を与えると、このIRAと同様の効果を得られるのである(大嘘)。

…いやいや、本当はデッドポイント解消のためです。
写真の初代Virage、残念ながら3弦の15フレットにデッドポイントが(泣)。
あるブログで「振動式スピーカーでギターを鳴らしたらデッドポイントが消えた」というちょっと怪しげな記事を読んで、藁にもすがる思いで試してみる事に。
ギターにはやはりギターの音源を鳴らすべきなんだろうけど、アコギの音源って「スーパー・ギター・トリオ」のアルバム一枚しか持ってなかった…。
良い機会なので何かクラシック系の音源でも探してみよう。

とりあえずキャノンボール・アダレイ『サムシン・エルス』を流す。
おお、響き具合が何とも古めかしくて良い感じ。セミアコの筐体は古い録音のジャズと合いそう。
次はジョージ・ウィンストン『オータム』。
これは低音域と一部高音域がビリビリする。ピアノはちょっと合わないかな。
ギターをソリッドに替えてみると、音量は下がるもののビリビリ感は消える。そして低音が出るのだが、ドンシャリな感じではなくて何というか…深遠といったら大袈裟だが、ちょっと不思議な響き。
ううむ、音源とギターの組み合わせを追求するのも楽しそうだ。


…こんな調子で本当にデッドポイントが解消するのだろうか。

真実の鏡

2012-10-27 19:37:59 | ぐだぐだな毎日
何が真実かを知るのは難しい。
それは人の評価において然り。

「人の本性は、自分にとって利用価値のない相手への態度に表れる」

というような言葉をどこかで目にした事がある。
どこにでも相手によって態度が一変する人はいるものだし、実際に私も何度かその顕著な例を目にしてきた。
正直に言えば、私自身の中にもそうした部分がある事を否定できない。
言い訳するなら、誰でも大なり小なりそういう面を持ち合わせているのかも知れないが、この言葉は自らの驕りへの警句として心に留めておきたい。

「自分に対して優しい=いい人」とは限らない。
もしあなたが意中の人の本性を知りたいなら、自分以外の人間、それも自分と仲のいい間柄の人々ではなく、むしろ自分と疎遠な関係の人や、集団の中で軽んじられている人に対してどう振る舞っているかを観察してみることだ。



めぐりあいAGAIN

2012-10-24 21:44:13 | ぐだぐだな毎日
生ゴミ処理機が修理から帰ってきた。
この一週間は傷心のあまり思わずポエムを書いてしまう程だったが、これで安心して生ゴミが出せるというものだ。
費用は出張費込みで17000円。
ネットの記事を調べると無償修理の話も散見されるが、うちは今まで故障なしでほぼ毎日稼働してたからな…。
まあ、これであと四、五年もってくれれば文句はないや。


大人買いの果て

2012-10-21 15:29:37 | 楽器
生ゴミ処理機がないと嘆いてばかりいても仕方がない。
ここは先日入手したばかりのVOX Virageの印象でも書いてみよう。
まだ少し使ったばかりなので簡単に。

今回入手したのは初代Virageのダブルカッタウェイモデル。
トップはスワンプアッシュ、バックはマホガニー。
素材のせいか構造の違いか、はたまた経年変化(乾燥)のせいか、HDC-77と比べると明らかに軽い。
アンプに繋いで問題のピックアップを比較してみる。
総じて、巷間言われる通りの印象。
初代Virageの方がモード毎のキャラクターは明確で、CoAxeでは今一つはっきりしないP-90モードも存在意義のある物になっている。
ただしCoAxeに比べ出力は低く、そして歪み難い。
ノイズはHDCに比べても特に気にならなかった(私は)。
専らクリーントーンで弾く人ならば、敢えて初代モデルを探すだけの価値はあると思う。

噂では、HDC-99のPUはThree-90が元になっているとか何とか。
VOXのHPに曰く、「特別仕様のCoAxe Vintageピックアップ」。
HDC-77より安価である事を考えると、「CoAxeをThree-90の構造に近づけるよう改造した」域の物を出ないんじゃないかとは思うが、もしこれがThree-90とほぼ同じ音が出たらと思うと、Virage買ったばかりの身としては何か悔しい。
だって、HDC-99の実売価格って結構…。

十月の朝

2012-10-19 11:36:28 | ぐだぐだな毎日
朝の肌寒さに身を竦めながら

ふと目が追う部屋の一点

あなたがいつも座っていた場所

熱を持たない陽射しがひっそりと窓辺を照らす

絵画のように音のない十月の朝

時間を止める朝の光が

憂いだけを繋ぎ止めて放さない

すべては過ぎ去って行くというのに