適材適所の会 新着活動状況

私たち適材適所の会は、「国産材の持続的活用と環境の両立」の大切さを
「木育」を通して訴えていく活動をしています。

木は月を見ながら踊っている!!

2009-09-02 08:11:35 | 木の話し

『木育』から『共育』へ。

国産材の持続的栽培資源としての活用と環境の両立を!!


このタイトルを見て“ピン!”ときた方もいると思いますが「新月伐採」です。

木材の質は乾燥によって左右されますが、もう1つ影響を与えると考えられているのが、

木を切る時期です。通常、伐採は木の活動が停止した秋から冬が伐旬(きりしゅん)

にかけて行われます。中でも冬の新月に伐採した木は、腐朽菌や虫・カビがつきにくく
良質材になるといわれています。

新月伐採と呼ばれるには4つの条件があり

①秋~冬の下弦の月(月の形を弓に見立て、弓の弦が下を向く場合のこと)から

  新月までの期間に伐採する。

②切った木を谷側に倒す。

③長期間葉枯らし(葉っぱがついたまんま)乾燥する。

④天然乾燥を行う。

ある実験で新月に伐採した木と新月の反対の満月に伐採した木を地中に約2年間埋めたところ

満月期の木はシロアリが巣食っていたのに、新月期の木はきれいなままだった

という事例もあります。  (小川)