a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

オープニング a letter from MOLDOVA 3

2013-06-05 07:28:46 | 旅公演
公演初日。
日々、いろいろある。
今日は記者会見だそうな。
志賀、原口、公家で臨む。

仕込は、朝から桜詰め。
思いのほか、この作業がかかるのだ。
桜の降らしの練習を見て、
劇場の掃除のおばちゃんたちが、
いやな顔をして眺めていた。
ごめんね。

1,2日目をかなり濃厚に仕事したので、
今日は時間通り。
昼はボリューム満点のお昼を食べて、
午後2時、
予定通りの時間でゲネプロ。

字幕システムが初めてだったので、
けっこうめろめろ。
ネタの作成自体が、前日めいっぱいかかったので、
ぶっつけ。
案の定、めろめろ。
うまいこといかなかった。

そのほかおおむねうまくいったと思う。
掃除のおばちゃんが、
逆に燃えて、
任せろ的な感じでほうきとちりとりをもって、
客席で待機しているのが印象的。

開演前のフェスティバルオープニングセレモニー。
モルドバの文化大臣や、
在ウクライナ日本大使館の参事さん(モルドバ大使館兼)、
などなど、偉い人のあいさつがたくさん。
客席は9割近い入り。
いつもながら、時間にやきもきしながら13分押して開演。







観客の反応は上々で、
字幕でセリフを把握して、
けっこう笑いどころもあり、
苦労のかいがあったな、と。





静かに、そして、時にビビットに反応する観客。
とっても集中して芝居を観ている。
字幕を含めれば、
日本語で、
ルーマニア語で、
ロシア語で上演されているこの芝居、
同じ空間で、
これだけ違う言語の人たちが一堂に介して、
『桜の森の満開の下』が上演されている。
つくづく、演劇の魅力を感じる。







終演後は、
大きな拍手。
そして、
スタンディングオベーション。
思わず動画をとってしまった。
本当に、
感動的な拍手をいただいた。



http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=qJbiioBBLNA

終演後は、
劇場が用意してくれた初日祝い。
キシノウにいる日本人や、
日本語学校の先生。
生け花をしているグループ。
そして、ウクライナからきてくれた日本大使。
フェスティバルのオープニングという大役を、
気後れせず、
見事やり遂げたと思う。



あっという間で、
もう1日で、バラしちゃうなんて……。
手ごたえのある、公演1日目でした。


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