a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

突然の来客!!

2008-08-14 12:00:39 | Weblog
11日の月曜日は、今度の公演のパンフレット編集会議だったのだが、
突然の来客で予定変更。
歓迎会??? になりました。

1999年に『桜の森の満開の下』のロシア・ブリヤート公演でお世話になった俳優さん。
突然の訪問でした。

写真

彼はいまや、
ブリヤート劇場(ロシア)の芸術監督だそうな。
旧交を温めました。

写真

昨日の打ち上げの残りの材料があったので、
マーボ茄子、
ナスの揚げ出し、
かぼちゃ・玉ねぎ・ピーマンのてんぷら、
ざるそば、
オニオンサラダ、
という感じでした。
ずいぶん盛り上がりました。
楽しんでくれたかしら?

ブリヤートというのは、バイカル湖のほとりにある、
モンゴル系ロシア人の国。
しかし、ソビエト時代から、
“支配”というか“従属”させられてきた。
ブリヤート語ではなくロシア語を強制させられ、
モスクワに従うことを強要されてきた。
それでも彼らは言語を守り、
文化を守り、
モンゴル人の誇りを守ってきた。
大地や、自然や、精霊に感謝しながら、
日々をすごす生活。
雄大な草原の景色が浮かんでくるようだ。
ちなみに、当時、僕は、留守番でした。

上演したオペラ劇場は、
第二次世界大戦後に、
捕虜となった日本人たちが建てた劇場。
いわゆるシベリア抑留者たちだ。
歴史はいまだ、
複雑に絡み合ったまま、
簡単に解決できないところで、
進んでいることを実感した旅だったように思う。

ロシアの、
いわば辺境からの来客。
良くぞ来てくれました。
再会というのは、
いつもうれしいものなのだ。

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1 コメント

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すばらしいレポートですね (安子)
2008-10-10 12:11:33
こうした国際交流のレポートはとても新鮮ですね。すばらしい内容でした。◎◎◎。
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