a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

文化庁追加公演『セチュアンの善人』・山口県H市立小学校

2008-02-05 23:48:23 | 旅公演
この学校は問い合わせが来たときにびっくりした学校。
この『セチュアンの善人』を
小学生だけに観せるということは、
はじめて。
なおかつ、
全校生徒が18名!!
て言うのも、初めて。

さてさて、どうなることかと思ったら、
出演部分は18名だけで、
観劇は合同で、
150人いる小学校と一緒ということでした。
もう1校の全校生徒4人という学校も一緒で、
3校合同で、客席は180人を越えるくらいの感じ。
少し小さい体育館を横使いにして、
けっこうちょうど良い感じに飾り。
前日の仕込には、
5,6年生が来てくれて、
たっぷり手伝ってくれました。
全部で6人くらいと先生でしたけど。
その感じがまた、楽しみを増幅させてくれる。

ちょっとした小さな町のイベント、
みたいな雰囲気で、
おじいちゃん、おばあちゃんも集まってくる。
ふわっとした空気の中、開演。
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予想以上に静かで、集中した客席。
ストーブのおかげもあり、
思ったほど寒くない。
途中トイレに行く子が続出すると思っていたのだが、
まったくいなかった。

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小学生にとって簡単ではなく、
短くもない舞台なのだが、
しっかり観てました。

こういうことを僕が言うのもなんですが、
1年生や低学年の子たちも飽きもせず、
良く観ていたなぁ。
終演後、Mさんが、
ものすごく感動していて、
なんか、丁寧に準備してくれたことや、
一方では、少し冒険だったことが、
じわぁーっと伝わってきた。

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小学生だからと、
まったく遠慮することなく、
そのままのブレヒトの芝居をぶつけた。
あの子たちがどんな風にこの劇を観たのか、
感想文が楽しみだ。

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