珍事件

近頃、街中では放火事件が相次いでいる。
犯人はどういうわけだかすんなり家に上がり込み、屋根裏に火をつけるらしい。
しかも、狙われるのは決まって金持ちの家。
毎朝新聞をチェックし放火犯に怯えるビーダーマン・ゴッドリープ氏は胡散臭い毛生え薬会社の社長。
つい先日薬の開発者を非道にも解雇したばかり。
そんな折、ビーダーマン氏を訪ねてやってきた男が1人。名前はシュミッツ、元重量級レスラーで、今はホームレスだという。
放火が相次ぐこのご時世、見ず知らずの人間をほいほい家に招き入れるなど言語道断…のはずなのだが、ビーダーマン氏はなぜだかあれよあれよという間にシュミッツを屋根裏部屋に泊めてやることになってしまう。
あの手この手で追い出すことを考えるものの上手く行かず、そうこうしているうちに気付けば屋根裏部屋の住人はいつのまにか２人に…？
もう１人の屋根裏住人、シュミッツの友人だというアイゼンリングは、シュミッツと共にせっせこと屋根裏にガソリンを運び入れ始める…。


『ビーダーマンと放火犯たち』稽古場はあわや学級閉鎖になりそうな体調不良者続出の中地道に進んでおります。まあ私もその体調不良者の１人だったのですが…どうも、永野です。
先日のブログで誰かも言っていましたが、コロスがブログを書こうと思うと歌のことばかりになってしまいます。
私もコロス指揮者という役どころで、国広さんの妖しく魅惑的なソングと格闘しています！

今回の音楽家・国広和毅さん。
数週間前のこと、永野は｢国広さんが今関わってらっしゃるお芝居のタイトルってなんだったっけな？｣と、ネット検索をしました。
国広さんのWikipediaが表示されました。
なんとなくページを開き目を滑らせました。
そこで永野は気付きました。

｢お！国広さんの誕生日、近いじゃん！｣

そして先週のこと。
永野｢国広さんが次にソングレッスンに来てくれるのが25日…。あ！国広さんの誕生日24日じゃん！｣
小森｢そうなの？じゃケーキでも焼く？｣

というわけで料理上手の演出家・小森さんがおうちでお手製のケーキを焼いて来てくれたのです！
ソングレッスン当日、こっそりケーキにロウソクをさし、ぱんぱかぱーん！！と国広さん前へケーキを持って登場！！！



国広さん、ポカン。



にわかにざわめきたつ稽古場。




国広さん｢ぼく、誕生日、2/24です。｣




１ヶ月間違いでしたーーー！！！！！




笑うのこらえすぎてロウソクが吹き消せない国広さん。
やっちまった感で逆にテンションダダ上がりの私。
ケーキおいしー！！わーい！！という食いしん坊たち。

なかなかの一大事件でございました。
国広さん…すみませんでした…。
そして小森さん…ケーキ…めっちゃうまかったです…すみませんっした…。

衝撃的すぎて写真を撮るの忘れた永野でした、失礼します。