Xupper技術サポート部のページ

弊社開発手法やXupper(クロスアッパー)の活用法等について、ご説明させていただきます。

データモデラーを育成するにはどうすればいいか?

2006年02月09日 | つぶやき・・・/独言

『DA+の夜明け』の説明の中でデータモデラーを育成するには、教育が重要ではあるが、教育だけではだめという指摘がなされました。

教育では知識を得ることができるが、実際の現場では

経験>指導>知識 であるというお話でした。

このような現場での優先順位のなかで正しい設計を実践できるデータモデラーを養成するにはどうすればいいのか?ということが議論になり・・・。

答えが出るような問題でもありませんが・・・

私自身は、まずデータ管理を行う体制を構築することから始める必要があるのではないかと思います。

どんなに各個人がデータモデルの勉強を行って知識を得たところで、現場でモデリングを否定するような上司のもとで作業を行っていたのでは、育つものも育ちません。

そこで、まずは、組織としてデータ管理を行う体制を構築することからはじめます。

各業務システム構築ごとにデータ管理者(DA)を置き、そのデータ管理者(DA)をOJTで育成するところから始めるのが現実的だと思います。

冒頭にも書きましたが、データ管理者(DA)の候補者には教育が重要です。いくらやる気があってっも最低限の知識をもっていなければやはり、データモデリングの実績を積む前に脱落する可能性が高くなります。

まずは、データモデリングに関する研修を受けさせることが必要だと思います。

また、自社でデータモデラーを養成するための要員(教師役)が確保できない場合は、データ管理者(DA)の候補を補完するスタッフを外部から調達することも考える必要がります。

個々の業務システムのレベルでも習熟したデータ管理者を育成することは非常に困難かつ実務経験が必要なので、5年程度の長期レンジで検討すべきでしょう

教育研修が重要ではありますが、やはり経験をつんでいくことが重要です。OJTでなければできないこともあるため、双方を組み合わせて育成していく必要があります。

そのためにはデータモデル(ER図)を作成するための標準やノウハウをWEB等で公開することも効果的だと思います。

1人のデータ管理者(DA)が見切れる範囲にも限界があります。経験の浅い要員にいきなり大規模システムのデータモデリングをやらせるのは無謀というものでしょう。

感覚的には一人が見れる範囲としては、50~100程度でしょうか?

全社のデータモデルを構築・管理していくためには、全社のデータ管理者(DA)とは別に個別アプリケーションごとにデータ管理者(DA)を配置するという組織的な取り組みが求められてくると思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 全社でのデータモデルと個別... | トップ | DA+に求められるスキル »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つぶやき・・・/独言」カテゴリの最新記事