
ここまで、在庫管理について「ロット別在庫管理パターン」、「荷姿別在庫管理パターン」について説明してきました。
それぞれ「ロット別」「荷姿別」という在庫管理を行う場合のモデルの考え方について説明してきたわけですが、これらの「ロット別」「荷姿別」というものはいずれも在庫管理を行う”形態”のことを表しています。
そこで、これらの「ロット別」「荷姿別」を”在庫形態”として一つに統合して管理していくということが考えられます。
(図1)在庫形態のテーブルイメージ
また、在庫管理としては、「A倉庫にある製造番号00023の在庫はどの棚にあるのか?」という情報を管理したいということがあるはずです。
そこで、A倉庫にはどんな棚(保管場所)があり、保管形態別の在庫が何個存在するのかを管理できるようにします。
”在庫形態”では、それぞれの在庫管理を行う単位の情報が管理されています。
「製造番号00023・ケース入り」の商品が何個あるかを管理したいという場合は、”在庫形態”を組み合わせて、「製造番号00023・ケース入り」という”在庫形態”を追加することにより可能となります。
(図2)在庫管理単位の汎化パターン
追加した”在庫形態”がどの在庫形態で構成されているか(組み合わされているか)については”在庫形態構成”エンティティにて管理します。
在庫形態構成のテーブルイメージを以下に示します。
(図3)在庫形態構成のテーブルイメージ
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