長野県野沢北高等学校校長日記2017・2018・2019

長野県野沢北高等学校の日常と非日常を、校長の視点からお伝えします。

4月4日(水)始業式・入学式 2018-004

2018年04月04日 21時50分20秒 | 日記

 本日午前中、2・3年生に対する始業式、新任の先生方の着任式を行いました。

 その後、式場準備を行い、午後には、入学式を挙行しました。

 午後、入学式を行う前に、校長室から岳南会館横の桜をみると、なんと咲いているではありませんか。佐久地方で、この時期に桜が開花するのを見るのは、初めての経験です。

 

 今日は、朝から大変忙しい一日でした。

 始業式では、昨年度の本校生徒がアンケートに答えた、「野沢北高校の今年の漢字一字」にヒントを得て、私がやっていきたい「私の今年度の漢字一字」を述べました。

 皆さん改めまして、おはようございます。

 生徒会誌『北斗』に、野沢北高校の29年度の漢字が掲載されていました。

 第1位は、「楽」でした。日輪祭を楽しめた。修学旅行が楽しかった、等の理由がありました。

 第2位は、「節」。日輪祭が第50回の節目の年だったから。第九が30周年だったから、といった理由からでした。

 第3位が、「新」。高校生になって新しい環境になったからとか、節目の年に新しい風が吹いた気がしたからといった理由が挙げられていました。

 私も、今年度の私自身の漢字を一字考えてみました。

 それは、「しん」です。新しいの「しん」ではなくて、「進む」の「しん」です。また、「深める」の「しん」でもあります。

 野沢北高校を、「進化させ」、そして、「深化」させる。

 もちろん、そのためには諸君の協力が必要です。

 野沢北高校を、進め、深めるように、お互いにがんばろうではありませんか。

 入学式の式辞は、「プラス ワン」という言葉を、入学生には実践してほしいと思っていますので、そのことについて触れました。

 式辞

 今年は例年に比べ、非常に寒く、諏訪湖の御神渡りも久しぶりに出現するほどでした。そんな佐久の地にも、四月を迎え、何と、今日は本校でも桜が開花しました。

 本日ここに、同窓会、PTA、学校評議員の皆様をご来賓にお迎えし、保護者の皆様のご臨席を賜り、平成三十年度長野県野沢北高等学校入学式を挙行できますことを、心より感謝し、御礼申し上げます。

 本校は、明治三四年(1901年)二〇世紀の幕開けとともに、長野県立上田中学校野沢分校として創立し、明治三七年に長野県立野沢中学校として独立し、百十有余年の歴史と伝統を有する学校であります。

本校の教育目標には、「教養を高める」、「知性を磨く」、「心身を鍛える」、「豊かな環境と平和な世界を希求し、地域社会に根ざした、社会の有意な形成者を育成する」ことを掲げ、卒業生も二万人を越え、佐久の地・国内ばかりでなく、広く世界で活躍されている諸先輩を輩出しておりますことは、ここ野沢北高等学校で学ぶ者にとりましても、誠に心強いところでございます。

 さて、新入生の皆さん、野沢北高等学校へのご入学、おめでとうございます。「のきた」「きたこう」の愛称で親しまれる本校へようこそ。教職員一同こころより歓迎をいたします。また、本日ご臨席いただきました保護者の皆様、お子様のご入学、まことにおめでとうございます。 

 時代の変化、社会の変化に伴い、今、学校教育は大きく変わろうとしています。しかし、一人ひとりの生徒の自己実現を図り、次世代を担う人間を育てるという教育本来の役割にはいささかの変化もありません。そして、そのためには学校と家庭が協力し、同じ思いで子どもたちと接し、育てることが大切なことだと考えます。学校との連携を密にしながら、ご家庭でも子どもたちと話し合う機会を大切にし、その成長を温かく見守っていただきたいと思います。

 野沢北高校での生活を意義あるものにするのは、まず生徒自身の努力ですが、それを支えるため私ども教職員一同全力を尽くす所存でありますので、どうか皆様方のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 新入生の入学にあたり、一言申し上げて、お祝いの言葉に代えたいと思います。

 新入生の皆さんには、「プラス・ワン」という言葉を贈ります。

 昨日までの過去は変えられません。しかし、明日からの未来は新しく創ることができます。これからの自分自身も、これから生活を送るこの野沢北高校も、一人ひとりの努力でよりよいものに変えることができます。そのためには、一日一日、一瞬一瞬に地道な努力を続けることが大切なことです。

 三月に本校を卒業した先輩が後輩へのメッセージを残しています。それは、「北高生であるから〇○大学に受かるということはありません。北高生をすることが重要なのだと思います。」と、述べています。

 要するに、友人と切磋琢磨しながら、学習や班活動などにいそしむことが、北高生をすることだと思います。

 皆さん一人ひとりがそれぞれの努力目標をもち、昨日より今日、今日より明日と、常に今の状態にひとつ加え続けるという、「プラス・ワン」を目指し、実践することを求めたいと思います。

 皆さんはクラスや部活動、友人関係や教員との関係など、様々な人間関係を大切にしながら、日々成長を続けて欲しいと思います。そのために、入学式の今日、皆さんに、「プラス・ワン」という言葉を贈りたいと思います。

 三年間は長いようで瞬く間に過ぎ行きます。「昨日の自分には負けたくない」という気概と、高い志を持ち、一瞬一瞬の「只今このとき」を大切にし、常に今の自分に一つ加えるという「プラス・ワン」を心がけ、当事者として「いい学校」創りにかかわり、卒業式を迎えたとき、「本当に充実した三年間だった」と心から言えるような高校生活の第一歩を力強く踏み出せるよう、切に願って、入学式の式辞といたします。

 平成三十年四月四日

 長野県野沢北高等学校校長田澤直人

 今日の日程は以下の通りでした。

 8時35分から 職員朝会

 9時から9時10分 SHR

 9時10分から9時30分 清掃

 9時40分から10時10分 着任式・始業式

新任職員紹介

吉澤教頭先生代表挨拶

生徒会長、歓迎の言葉

始業式 校長講話

校長より、1・2学年、担任団発表

校歌斉唱

 10時20分から11時 LHR

本日発行の3学年通信『天晴(あっぱれ)』

本日発行の2学年通信『蒼天』

1学年通信『Climb Every Mountain』

 11時10分から12時10分 入学式準備

 12時20分から13時 入学式受付

 13時15分まで 保護者入場

 13時15分 来賓入場

 13時20分 新入生入場

吹奏楽班 入場曲演奏

 13時30分から14時20分 入学式

  開式の辞

  国歌斉唱

  入学許可

普通科163名 理数科41名 合計204名の入学を許可しました。

  学校長式辞

  新入生宣誓

  来賓祝辞

  祝電披露

  担任紹介

  保護者代表挨拶

  校歌斉唱

  閉式の辞

 14時30分から15時20分 新入生HR

この2日に、上級生の皆さんが描いていました。

 14時30分から15時 PTA入会式

  私をはじめ、教頭先生や各係から、保護者のみなさんに、話をしました。

 皆さん改めまして、お子様の北高入学おめでとうございます。

 式辞の中でも述べましたが、学校と保護者が、生徒のために、まさに車の両輪となって、協力していくことが大切なことだと考えておりますので、どうぞ、よろしくお願いします。

 お困りの点がありましたら、遠慮なく、担任あるいは教頭にご相談いただきたいと思います。

 学校の様子は、本校の公式ウエブサイト上に、「校長日記」を、ほぼ毎日アップしておりますので、そちらをご覧いただきますと、学校の様子は、ほぼ、わかるかと思います。

 それでは、今後ともよろしくお願いします。

 15時 保護者、HR教室に移動

 15時20分から JR定期券販売

 いつものことですが、新入生の勧誘を生徒用昇降口から正門前にかけて行っていました。