賞状みたいなものをもらうのは、長崎県利き酒大会の「利き酒名人」以来のこと。
ちょっぴり嬉しくなってしまった。
何を考えたのかと言うと、2度の股関節手術前の松葉杖生活時期、ドアをあけたりレジで金を払ったりするときに松葉杖が倒れてしまうので、松葉杖同士をベルトでつないで倒れないようにしただけのこと。
入院中、脱臼防止の装具をつけ直してもらってるとき医者同士が「装具をこうしたら実用新案とれないかな」「いけるんじゃない」なんて話してるのを聞いて、そんなつまらんことでとれるんならオレも試しに出してみようと思った次第だ。
しくみは至極単純明快で、実際に自分で活用していたので効果も実証済みなのだが、出願は厳格な書式に従って申請書類を作り、全部で3万ナンボを払わなければならない。
出願後には、出願料が300円足らないとかいうお知らせが書留で送られてきて、これまた厳格な書式の「不足分を支払います」という書類に特許印紙を貼って、またまた書留で送る。
300円のためにいくら経費がかかってんじゃといういかにもお役所的な手続きを経て、出願から約3カ月半で登録となった。
ちなみに実用新案登録ってのは過去に同様のものがあるかどうかまではチェックしないので、とりあえず「考案」として認められたというだけ。
これがユニーク(唯一)な考案であるかどうかは、さらに4万ナンボを払って審査を受けなければならないのだ。
ところで、登録証が送られてきて数日後、「特許関係書類」みたいな表書きがされた封書が2通送られてきた。
今度は何事かいなと思ったら、どちらも「あなたの発明がウチの発明情報誌(?)に掲載されることになったので、お金を振り込んでちょうだい。企業への売り込みもやりまっせ」というもの。
「あなたのお店の料理は美味しいと評判だから、雑誌に掲載させてください。掲載料はナンボです」とかいうフリーペーパーみたいなもんなんだろう。
悪質とまでは言わないが、こんなところでもチャッカリ商売しているものなんだと感心した次第。
おまけに、同封されていたパンフが上の画像。
センスがないというか前時代的というか…。
コピーにも“町の発明”みたいな言葉が使われている。
たぶん、発明マニアみたいなのにはオヤジが多いので、自然こういう路線になってしまうんだろうなあ。
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