幸福論（２）

最近、日がな眠くて仕方がない。
朝起きれない、昼眠い、夜もすぐ寝てしまう。
休みの日も、あれしゃなきゃ、これしなきゃと思ってるうちに、たいがい寝てしまってる。
欲求が不満すると睡眠と口に出るというが、よっぽど不満がたまってるのか。
入院以来、公私ともに状況が変わってしまってて、それに順応できてないのかもしれない。
ここのところ仕事がヒマ（物理的にではなくて内容的に）というのも一因かも。
ナマケモノの特性として、ヒマだとかえって何もしないものが、最近はまさに空いた時間もすべて惰眠に費やしている。
まあ、そんなことはどうでもいいや。

先日「幸福になりたいなんて思ったこともありゃしない」なんて冷めたようなことを書いたけど、別に不幸になりたいと思ってる訳ではありません。
やりたいことは人並みにあるし、やりたいことがやれれば嬉しいし満足に決まってる。
ただ「幸福」って言葉が漠然としすぎていて、イメージできないだけのこと。
オイラのイメージが貧困なのか、感性が鈍いのか、それだけの話かもしれないけれど、そんなものを将来の夢だったり人生の目標みたいには語れない。
「結婚して幸福になりたい」なんていっても、好きな人と結婚することが幸福なのか、子どもを作って家庭をもつのが幸福なのか、裕福で欲しいものが何でも手に入れば幸福なのか、不自由なく平穏に毎日を送るのが幸福なのか…。
昔から「思い出づくり」って言葉が大嫌いで、後から振り返ってみて印象に残ってることが「思い出」であって、それを先回りして作っておくなんてことができるかいっっっ！なんてことを言ってたもんだが、「幸福」も同じようなもので、死ぬときに振り返って思う人生の総括みたいな言葉なんではないかいな。
まあ、文学者や哲学者の先生が頭を悩ませて語ってるようなテーマを、オイラごときに語れる訳がなく、単に言葉の定義付けをへ理屈でこねまわしてて遊んでるだけなんだけどね。
オイラもよっぽど暇なんかな。
ああ、眠い。