「日本人は、officialとprivateの区別はするが、
publicとprivateは区別ができない人が多い」
みたいな話を聞いたことがある。
外国で暮らしたことはないので確(しか)とは分からんが、たぶん、仕事と私用はきっちり区別するけど、公共のもの(こと)と自分のもの(こと)は区別がつかないというようなことだったと思う。
要は、公共のマナーがなっていないということだったんだろう。
まあ、マナーとか公共スペースとかとはちょっと違うかもしれないが、
共有、共用のスペースをきれいにできない人というのもいる。
ビルの共用スペース、オフィスの共有スペース、家庭の共有スペース、etc...
自分とて決してほめられたものではないのだが、そういう人というのは、(自分以外のそこを使う)他者のことをイメージできない、人の気持ちを考えられないんだろうと思う。
共有、共用のものを大事にできない人というのも同じようなものだ。
先日の内田樹のブログにこんなのがあった。
「仕事」には「私の仕事」と「あなたの仕事」のほかに「誰の仕事でもない仕事」というものがある。そして、「誰の仕事でもない仕事は私の仕事である」という考え方をする人のことを「働くモチベーションがある人」と呼ぶのである。
(中略)
別に私は道徳訓話をしているのではない。 私が知る限り、「仕事のできる人」というのは、例外なく全員「そういう人」だからである。
(「おせっかいな人」の孤独)
http://blog.tatsuru.com/2008/12/20_1033.php
スペースにせよ、ものにせよ、仕事にせよ、自分ごととして考えられるかどうか。
他者の気持ちをイメージできるかどうか。
こういうのは資質というか、ある程度の年齢までに体得できなければ、あとは変わることはまずない。
そして体得できなかった人は、体得できなかったということすら気づかないまま一生を送るんだろうな。
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