景気対策とエコロじぃ

一部ではすでに始まった高速道路休日1000円。
さすがに1000円となると、どこぞでかけてみようかって気になるし、でかければ金を使うし、景気対策としては定額給付金なんかよりはるかに効果は見込めるようだ。
おまけにETC車が対象らしく、ETCはいらんと思っていたオイラですらつけようかと思ってオートバックスに行ってみたら「ETC売切れ」って貼り紙があったくらいだから、ETCを一気に普及させようっていう狙いも大当たり。
まあ、ETCが普及すれば料金所の係員が減らされるので、雇用対策としては逆効果。
エコイスト（なんて言葉があるのかどうか知らんが、響きが“エゴイスト”っぽくてよろしい）に言わせれば、自動車の長距離移動が増えれば当然のことながら環境にはよろしくないとのこと。
アチラを立てればコチラが立たずは世の常である。

だいたい、エコと経済は相容れるものではないというか、本気でエコをやれば、消費を前提としている現代の資本主義経済は停滞してしまう。
エコで金儲けを狙ってる連中もいたりするが、それは単にエコを売り文句にしてるだけの話。
ホンダのインサイトが爆発的な人気らしいが、ハイブリッドだってガソリン車よりマシというだけの話で、車は作っても走っても環境に悪いことは変わらない。
ちょっと前まではエコバッグがやたらブームになって、プレミアやオマケなんかでエコバッグがレジ袋並みに作られているという本末転倒の状況にまでなっていたし。

いっそのこと「不況だからエコにしよう」という方が道理でいえばよっぽど正しい。
不況が問題になるのは、あくまで株ベース、金融ベースの資本主義経済下にいるからである。
モノの価値が相対的なものでなくなれば、労せずして儲けを狙う人は困るだろうが、マジメに仕事する人たちは少しは報われるようになるというのは幻想だろうか。
オイラ自身はエコイストなんかではないが（マジメに仕事する人でもないが）、身に覚えのないことで不況扱いされて、そのとばっちりを食うのはいい加減勘弁してほしいわいな。