高野山は周囲を1,000m級の山々に囲まれ100ヶ寺以上の寺院が密集する宗教都市で,2004年世界遺産に登録されています。
空海が嵯峨天皇から高野山の地を賜ったのは816年(弘仁7年)のことで在世中に完成した堂宇はわずかでした。
その後,白河上皇,鳥羽上皇といった皇室,藤原道長,北条政子といった時の有力者の庇護を受け伽藍は最盛を迎えます。
見るべき堂塔は数多く,また,四季を通じて様々な様相を見せてくれますが,今回はこの三枚を選んでみました。
根本大塔 1937年(昭和12年)空海入定1,100年を記念して再建
東塔 1984年の再建
不動堂(国宝) 鎌倉時代初期の1197年ころの建立